街宣の流儀 高田馬場で街頭演説しました

2018年11月09日 14:00

連合の「Action!36」」キャンペーンにお呼ばれして、高田馬場で街宣活動。神津里季生会長などそうそうたるメンバーの末席に加えて頂き。

烈々たる想いを、言葉で表現し、叩きつけた。

幹部の皆さんが、労働法制の話を中心にしたので、私はあえて、会社員時代の話を。

ご通行中の皆さんに、アウェイな状態で話すわけで。私は、ロータリーの広場にたまっているスマホをいじりながら、タバコを吸いつつだべっている若者グループにターゲットを絞り。彼ら彼女たちに語りかける、という。これはラジオに出始めの頃に学んだことで、広くあまねくではなく、ある誰かを想像しつつ話すという。おかげさまで、拍手が起こるという。

ストリートライブと一緒ですな、これは。普段の講義や講演とはまったく違い。

以下、街頭演説より抄録。

市民の皆さん、こんにちは。帰宅中の皆さん、今日もお仕事お疲れ様です。

千葉商科大学で教員をしております、常見陽平と申します。私は15年間、会社員をしておりました。

今日は皆さんに、「”こんなの普通だろ”を見直そう」という話をしたいと思います。

皆さんは会社に、仕事に殺されそうになったことはありますか?

私はあります。

ふと20年前のことを思い出しました。当時の私は、毎日、終電かタクシーで帰るほど忙しい日々をおくっていました。時には9to5で働きました。朝9時から、朝5時までです。そのあと、山手線を2周して仮眠をとって、サウナに入って会社に行ったこともよくありました。日々、営業の数字に追われていました。週末も1日は出勤していました。身も心もボロボロになりました。

ちょうど今は夕方ですね。昔はこの時間に、オフィスで企画書を書いていたら、後ろから椅子を蹴られて、「ほら、世の中の会社はまだやっているだろ、営業に行け」と言われました。

上司や先輩、同僚は「これが普通だから」と言いました。言うまでもなく、普通であるはずがありません。

中には「死ね」と部下を恫喝する管理職もいました。その方は役員になったのでさすがに変わるかなと思ったら、今度は「死んでください」と言うようになりました。部下に死んででも責任をとれ、死ぬほどやれということはまったく変わらないのです。

皆さんは鬱になったことはありますか?私はあります。

鬱になったことも何度かあります。最初はまさか自分が鬱だとは思っていませんでした。帰りが遅くなる、思わずお酒を飲んでしまう。朝、起きるのが辛いのは、酒の飲み過ぎだと思っていました。思わず、タクシーをとめることも増えました。全部、鬱の初期症状です。

さすがに今の社会や会社は変化していると信じたいですが、残念ながらそうでもないようです。長時間労働は、まだ、そこにある問題です。

安倍首相は、日本を取り戻すだとか、一億総活躍とか、そんな言葉を並べています。

その前にみなさん、まともな職場を、まともな働き方できる社会を取り戻そうとなぜ考えないのでしょうか

なんでもかんでも自己責任論だという時代です。ですが、社会が悪い、会社が悪いと、私たちはもっと言っていいと思う。労働者を使い潰す社会に、会社に未来はありません。何より、会社に、仕事に殺されてはなりません。

まともな仕事、まともな働き方をできる社会を断固としてかちとりましょう。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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