レジ袋:いよいよ有料化。でも慣れの問題かも

2018年11月22日 17:00

環境省が2030年までにプラスチックゴミを25%減らすという方針を固め、そのための具体策としてレジ袋の有料化を取りまとめました。

この背景にはプラスチックゴミによる海洋汚染など国際的な環境意識の高まりがあります。
マイクロプラスチックというプラスチックの細かな粒子はもう魚から当たり前のように検出されているということです。

当然ですがプラスチックは世界中で使われ、日本でもかなりの量を使っています。

プラスチックには大きく分けて製品そのものと製品を包んでいるものと2つあります。
例えば歯ブラシはそのものがプラスチックでできていますが、ドラッグストアなどでの歯ブラシを包んでいる透明のカバーもプラスチックで、これを容器包装プラスチックと呼びます。

その容器包装プラスチックの日本人1人当たりの使用量は世界第2位とも言われます。
さらに容器包装プラスチック利用で世界一と言われるのがレジ袋です。
1人当たり1日1枚使っているという試算もあり、私たち1人ずつが年間365枚、人口で掛けると461億5,000枚が日本で消費されていることになります。

ただ日本では各自治体がゴミの分別収集をきちっと進めているのでプラスチックの再利用率は高いと思えますが、実はかなりの量が中国に輸出されていました。
ところが昨年、中国は国内の環境汚染を予防する観点から廃プラスチック(廃プラ)の輸入を禁止する方針を打ち出し、今年になって日本から中国に輸出される量は激減しました。

中国への廃プラスチック輸出量

このように国際的には環境意識の高まり、現実的には中国の廃プラ輸入の停止があって今回の環境省の議論につながっていきます。

海外ではレジ袋を禁止したり有料のルールを定めている国が約70カ国にのぼります。

スーパーでもコンビニエンスストアでもついついレジ袋はもらってしまいますが、海外でレジの精算時に有料と言われてお金を払った経験も何度もあります。
最近はしばらく滞在する時には最初にもらったレジ袋を小さく折りたたんで自分のポケットに入れて次の日以降、行動するようになりました。

今回の有料化も最初は不便かもしれませんが、始まったらおそらく慣れるでしょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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