秋篠宮両殿下は眞子様結婚に世間の納得を要求

2018年12月01日 15:00

大嘗祭問題でも話題の秋篠宮殿下の記者会見。今回は、眞子様と小室圭についての部分を分析してみよう。

宮内庁サイトより:編集部

まずは、当該部分のやりとりだ。

問3:両殿下にお伺いします。眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が2年延期され,小室さんはこの夏から3年の予定でアメリカに留学しました。小室家を巡るさまざまな報道もありますが,小室さんからどのように聞き,どう受け止めていらっしゃいますか。眞子さまの最近のご様子とともに,お二人の結婚についてのお考えや今後の見通しをお聞かせください。

殿下:小室さんに関わること,これが毎週のように週刊誌等で報道されていることは,私も全てをフォローしているわけではありませんが,承知はしております。(記者に質問を確認されて)小室さんからの連絡ですか,どうでしょう。2,3か月に一度くらいでしょうか,時々もらうことがあります。これは,娘と小室さんのことではありますけれども,私は,今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば,やはりそれ相応の対応をするべきだと思います。まだ,婚約前ですので,人の家のことについて私が何か言うのははばかられますけれども,やはりその今お話ししたような,それ相応の対応というのは大事ですし,それから,これは,二人にも私は伝えましたが,やはり,今いろんなところで話題になっていること,これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに,やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況,そういう状況にならなければ,私たちは,いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません。私が今お話しできるのはそれぐらいのことになります。娘の,長女の様子についてですが,(妃殿下をご覧になって)どうでしょうか。

妃殿下:(殿下を振り向かれて)私は後でお話ししても。今でよろしいでしょうか(殿下に確かめられる)。

記者:眞子さまの御様子についても,是非殿下から。

殿下:私は,最近はそれほど,娘と話す機会がないので,よく分かりませんけれども,公の依頼されている仕事,それは極めて真面目に取り組み,一所懸命行っていると思います。また平日は,博物館の方で仕事をしつつ,自分の関心,研究テーマを深めていっているのだろうと思っております。

記者:質問の中でございました,様々な報道に関して,小室さんからどのように聞いていらっしゃるかということについてはいかがでしょうか。

殿下:小室さんから,報道について,その報道についてうんぬんという,それ自体について,私は聞いておりません。もちろん,ただその中に,今までにあった中で,これは事実とは違うことだ,ということについて説明があったということはあります。ただそれについて,じゃあ何か行動を今するのかどうか,その様子については,連絡からうかがうことは,知ることは私はできておりません。

記者:同じ質問になりますけれども,妃殿下いかがでしょうか。

妃殿下:今,宮様から質問に対して具体的にお話をされているところもございますので,もしできましたら私は母親としてどのように受け止めたか,また,娘の様子,そして,どのように感じているかについてお話をしたいと思いますが,よろしいでしょうか(記者にお尋ねになり,確認される)。

昨年の夏から,様々なことがありました。そして折々に,私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で,昨年の暮れから,だんだん寒くなっていく中で,長女の体調が優れないことが多くなりました。そうした状況が長く続き,長女は大丈夫だろうか,どのような思いで過ごしているだろうかと,私は,大変心配でした。

しかしこのような中でも,長女は与えられた仕事を懸命に果たしてきました。今年の7月には,公的な訪問,ブラジルへ行きました。それは,日本人のブラジル移住110周年の行事に出席するためでした。(殿下を振り向かれて)私たち自身も,以前にブラジルへ仕事で行きましたが,その時よりも長い距離を移動し,大変な日程であったと思いますが,日本人の移住地でもある所も含めて14都市を回り,多くの人々と交流を深められました。それからも,都内や地方での幾つもの行事に出席し,それを一つ一つ心を込めて大切に全力で務めてきたように私は思います。私は,本当によく頑張っているなと長女のことを思っております。

長女は,美術や音楽が好きなものですから,そして私も好きで,一緒に誘い合って展覧会や音楽会に出かけることがあります。小さい時から,このように一緒に芸術にふれたり,語り合ったりする時間を持ってきましたが,今以前にも増して,このように長女と過ごす時間をとても大切に感じています。

家族として非常に難しい状況の中にありますが,私は,長女の眞子がいとおしく,かけがえのない存在として感じられ,これからも,長女への思いは変わることなく,大切に見守りたいと思っております。

記者:殿下から添えられることは,お言葉はございますか。

殿下:今,妻が話しましたように,先ほどの私の抱負ではありませんけれども,本当に一つ一つ丁寧に仕事をしている印象は私もあります。

以下、殿下の発言から引用しつつ解説しよう。ただし、発言は意味を損ねない範囲で要約したり補足したりしている。

①週刊誌報道などは承知している

「毎週のように週刊誌等で報道されていることは,すべてをフォローしているわけではありませんが,承知はしております」ということだ。果たして、本問題では独走を続けるアゴラなどネット情報を承知しておられるかどうかは不明だ。誰か聞いたら良かったのに。

②小室さんからの連絡はある

「2,3か月に一度くらいでしょうか,時々もらうことがあります」。眞子様にか、殿下にかなどは不明。

③小室氏がするべきこと

「今でも二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば,やはりそれ相応の対応をするべき」「婚約前ですので,人の家のことについて私が何か言うのははばかられますけれども,それ相応の対応というのは大事で」「これは,二人にも私は伝えましたが,やはり,話題になっていることは、きちんと整理をして問題をクリアするというべき」

話題になっている問題が、借金問題は入っているのだろうが、将来設計などどこまで含むかは分からないが、きちんと解決して欲しいといっておられるらしい。

④まだ婚約はしていないという認識・世間の納得が大事

「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況,そういう状況にならなければ,私たちは,いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

つまり、納采の儀をすませないことには、婚約したことにはならない。つまり、まだ婚約していないという認識か。それなら、なかったことにするのも、婚約解消ではないということになるが、陛下の裁可などの位置づけがどうなるかは不明。

また、正式婚約するためには、借金を返したらいいのかとかいうだけでなく、世間の納得が必要という認識を示された。

⑤殿下と眞子様はあんまり話していないようだ

「私は,最近はそれほど,娘と話す機会がないので,よく分かりません」と仰っているので、結婚問題も含めて、あまり議論されたりせずに、一方的に問題をクリアしなければダメとだけ仰っているのだろうか。

⑥数々のスキャンダルについて小室氏はどういっているのか

報道についていちいち報告はないが、事実と違う点について説明があったことはあるということか。しかし、違うからどうするのかという話は聞こえてこないということか。だいたいは、当たっているということか。

⑦昨年末に眞子様が体調不調だった

「昨年の夏から,様々なことがありました。そして折々に,私たちは話合いを重ねてきました」と妃殿下は仰ったが、上記の殿下がこのごろはあまり話してないと仰るのとどう関連するか分からないが、少なくとも当初は議論されていたらしい。

「昨年の暮れから,だんだん寒くなっていく中で,長女の体調が優れないことが多くなりました」ので心配したが、ブラジル訪問など「公務を一つ一つ心を込めて大切に全力で務めてきたようで、私は,本当によく頑張っているなと長女のことを思っている」ということだ。

「長女も私も美術や音楽が好きなものですから,一緒に誘い合って展覧会や音楽会に出かけることがいまもあって、今以前にも増して,このように長女と過ごす時間をとても大切に感じている」という。

妃殿下と眞子様の意思疎通は十分なようで良かった。しかし、婚約問題について話されているかどうかは不明のまま終わった。

総じていって、借金などの問題への真摯な解決を望むとの趣旨は明らかだが、将来設計については、この会見ではどう考えておられるかあまりよく分からなかったということだろうか。

また、眞子様の体調が悪いのは昨年の年末から今年の初めであって、最近は、そうでもないということなのだろうか。それなら安心だが。

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八幡和郎
イースト・プレス
2018-04-08
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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