築地市場の営業権を主張:徹底抗戦に大義はあるか

2018年12月03日 06:00

築地市場での営業権を主張して徹底抗戦を続けておられる仲卸業者の方がおられるようだが、さて、どのような展望を描いておられるのだろうか。

旧築地市場(写真AC:編集部)

どなたかの煽りを真に受けて勝てない戦いを続けておられるのだったら、然るべき人のセカンドオピニオンを貰って考え直されたらいい。

大義ある戦いであれば、負け戦であることが分かっていても孤高の戦いをせざるを得ないことはある。
大義はなくとも、いずれは何らかの利得が見込まれるのなら、一種の賭けみたいなものだからギャンブルが好きな方はおやりになればいい。

しかし、築地市場の営業権なるものは、市場が豊洲に移転して、豊洲での営業が認められているのであれば、いつまでも主張できるような確固たる権利ではなさそうだ。

どなたがこの仲卸業者の方を焚き付けたのか知らないが、万一そういう方がおられたとしたら随分無責任なことである。
被害を被るのはもっぱらこの仲卸業者の方やその家族や従業員。焚き付けた人は、自分たちの運動の材料にしただけで、何の責任も負おうとはしないはずである。

座り込みでもして、いくばくかの解決金を取得して退去、というシナリオを書いた人がおられるかも知れないが、東京都が本気で法的手続きに訴えるとまずそういうシナリオは成り立たない。

どこかで勘違いなり、思い違いがあったんじゃないかな、と少々気の毒になる。
とうとう豊洲市場での1か月間の営業停止、出入り禁止の処分を受けてしまわれたようだ。

戦をするときは、引き時も見極めておかれる必要がある。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年12月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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