選択的夫婦別姓:日本の伝統ではない強制的夫婦同姓

2018年12月09日 06:00

いまだに強制的夫婦同姓 !?
世界では、日本のことをそう思っているそうです。

OECD加盟国で選択的夫婦別姓が認められないのは、いまや日本だけ。

サイボウズ青野慶久社長のnoteで、強制的夫婦同姓のデメリットについて、

●精神的苦痛
●改姓の手続きにかかる費用
●旧姓と使い分ける手間とリスク
●プライバシー情報が漏れる
●システム改修コスト
●ブランド資産の棄損

等とても分かりやすく書いていますが、

蛭ケ島公園にある源頼朝、北条政子の夫婦像(伊豆の国市サイトより:編集部)

そもそも、強制的夫婦同姓は日本の伝統でもありません。源頼朝の妻・北条政子は、頼朝と婚姻関係を結んだ後も、北条性を名乗っていました。

明治までは名字がなく、明治維新のときに初めて名字をつけた人も多かったわけですから、強制的夫婦同姓はたかだか明治以降の慣習に過ぎません。

選択的夫婦別姓を認めないと声高に叫ぶ政治家が、通称名として旧姓を使用するのは、大いなる矛盾・ご都合主義のような気がします。

夫婦同姓にしたい人は同性を、夫婦別姓にしたい人は別姓を、当たり前に選べる社会になるのか、2019年3月25日の選択的夫婦別姓訴訟の判決が楽しみです。

<井上貴至 プロフィール>


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年12月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。

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井上 貴至
前鹿児島県長島町副町長

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