官民ファンドから純然たる民間ファンドに転換出来るといいのだが

2018年12月12日 06:00

民が出来ることは民で、というのが小泉さんの聖域なき構造改革の基本理念だったと思う。

私は小泉チルドレンではないが、小泉さんの聖域なき構造改革を支持し、郵政三事業の民営化にも賛成した。
今の自民党は、なし崩しに聖域なき構造改革路線から撤退し、官があちらこちらに顔を出しているというか、首を突っ込んでいるように映る。

産業革新投資機構サイトより:編集部

官民ファンドなるファンドが次々に成立し、公的資金がどんどん投入されてきたようだ。
いつの間にか、日本は自由主義、資本主義の国家から社会主義の国家への道を歩み出したのだな、と思わざるを得ないほどに公があちらこちらで幅を利かせるようになったようだ。

かつて民間活力の活用などという言葉が流行ったことがあるが、いつの間にか民間の力が弱ってしまって、官と民とで強調しないと経済に活力が出ないようになってしまったのかも知れない。

かつて、日本の政治は三流でも、日本の経済は一流だなどと言っていた時代があったように思うが、どうやら日本の経済界も一時の輝きを失ってしまったようだ。

官民ファンドが成功しているのであれば、それも結構、ということになるのだが、報道されている事実からすると官民ファンドは必ずしも成功していない、いやむしろ失敗しているケースが多いということだ。

安倍総理は、すべての官民ファンドからの即時撤退を決断すべし、などと仰る識者の方がおられるが、そういう意見が散見され始めている、という事実は無視されない方がよさそうである。

来年の通常国会は、官民ファンド問題で荒れそうだな、というのが私の予想なのだが、さて、どうなるだろうか。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年12月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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