ドラマ『黄昏流星群』中山美穂が働き始めたパン屋は下町の名店

2018年12月16日 11:30

ドラマ『黄昏流星群』終了。このドラマに関しては実に複雑な想いがある。元ネタは1996年に刊行された第1巻に収録されている「不惑の星」である。約20年前の作品であり、そのまま描くにはやや古い。

黄昏流星群: 不惑の星 (1) (ビッグコミックス)
弘兼 憲史
小学館
1996-06-29

 

ただ、ドラマ化にあたり、かなり脚色されており。原作では「不倫」に励むのは主人公とその娘だけだったが、このドラマでは主人公の妻まで。文春砲が不倫を糾弾することの意味を疑うレベルである。そもそも、原作は(失礼だが)美男美女がほぼ登場しない作品だった。

もっとも、最終回は畳み掛けるような展開で。人間味あふれる、ドラマチックなものだった。ヨリがもどったかのように見えた佐々木蔵之介・中山美穂が演じる夫婦。朝、出勤前に妻の方から別れを切り出す様子などが、なかなかナイスだった。最後のシーンで佐々木蔵之介・黒木瞳が一緒になり、並ぶシーンなどはなかなかジーンとくるもものだった。

個人的に感動したのが、離婚したあとの中山美穂がパン屋で働き始めるシーンだ。このパン屋、実は私の自宅の近所にあるのだ。私は墨田区八広に13年住んでいるのだが・・・。お隣の四ツ木にこのパン屋はある。長楽製パンというお店だ。1950年に創業。下町の名店である。


名物はコッペパンなのだが…。個人的にはこれを使った焼きそばパンがオススメ。焼きそばも売っていて、これまた上品で美味しい。他、バゲット、食パンが好み。

朝7時からやっているので、休日はもちろん、平日でも自転車でふらりと買いに行くことがよくあり。我が家の食卓に欠かせない店である。

都心のオシャレパン屋さんのようにギラギラしておらず。これもまた好み。中山美穂演じる主人公の配偶者が離婚後、働き始める店なのだが・・・。このやさしい雰囲気、味と彼女の演技がマッチしており。ナイスな選択だと思った次第だ。

まあ、『黄昏流星群』に限らず、最近の弘兼憲史先生は、作品の大安売りをしていて気になっているのだが(特に島耕作の乱用)。ドラマもいろいろ言いたいことがあるが、最終回はナイスだった。ありがとう。

四つ木インターを降りてすぐなので、ぜひ長楽製パンに行って欲しい。イートインコーナーもあるんだぜ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年12月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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