帝王学を踏まえたらしい品のいい金正恩の話し方 ?!

2018年12月21日 06:00

海外のニュースなどを通訳付きで聞くと、情報量としてはいろいろ分かるのだが。原語を理解しないと、どんなトーンで話しているかというのはよく分からない。

本当に通訳が優秀だと、話している人間の教育程度や、言葉遣いの特徴などがわかるのだろうが、普通は翻訳としては間違いないが、そういうニュアンスまで上手に通訳の言葉に盛り込めないことが多い。

となると、原語が分かる人にしつこく聞いたりしないとダメということになるので、私は、ネイティブの人や非常に評価の高い通訳の人にその当たりをよく聞いている。

そんななかで最近、たいへん面白かったのは、金正恩のことである。

朝鮮中央通信より:編集部

日本では、非常に尊大なわがまま坊やという受け止めなのだが、韓国のしかるべき地位の人で非常に日本語もできる人と、日本人だが北朝鮮ウォッチャーとして定評がある人から聞いた話だ。ふたりとも一致していたのは、金正恩の話し方は、非常に優雅で育ちの良さを感じさせるものだということだった。意外である。

そして、さらに付け加えるに、金正恩と夫人の李雪主の会話は仲の良い若い夫婦として足り前のように自由で肩肘はらぬものであり、妹の金与正との会話も妹を能力的にも信頼している様子がうかがえるということだ。

また、帝王学を非常によくたたき込まれているらしい、落ち着きも感じられるというのである。にわかに信じがたいが、トランプ大統領などが、これなら話せるという印象をもったというのも、さもありなんということらしい。

そのあたり、プーチン、習近平などもネイティブの人たちからすればどういう印象なのか聞いてみたいところだ。

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八幡 和郎
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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