【年末特集】ネット記事で振り返る「追悼2018」前編

2018年12月29日 06:01

ゆく年を振り返る時、思い浮かぶのはあの人の在りし日の姿——。アゴラをはじめとするネットメディア、報道機関の電子版から「追悼記事」を引用させていただきながら、今年亡くなられた著名人やアゴラ関係者を、読者の皆様と一緒に偲びたいと思います。平成も終わりに近づいた今年は、激動の昭和・平成で一時代を築き上げた方の訃報が相次ぎました。


星野仙一さん 楽天イーグルス球団副会長、元プロ野球選手
享年70 1月4日、すい臓がんで死去

星野仙一記念館サイトより

野球記者時代に星野さんを取材したこともある編集長・新田

星野流マネジメントの強みはどこか?星野さんといえば乱闘シーンで吠えている印象が強いが、私が大人になって企業や政党などさまざまな組織をみてきた経験から思うのは、組織内外での交渉力・政治的手腕が抜群で、リストラ断行にも一切妥協をしない姿勢は企業再建のプロたちも大いに参考にできよう。

(出典:アゴラ『野球人生を燃やし尽くした星野仙一の偉業』1月6日)

西部邁さん 評論家
享年78 1月21日、多摩川に入水自殺

朝まで生テレビ出演中の西部さん

朝まで生テレビで共演した田原総一朗さん

「朝生」に出演依頼をしたとき、僕は西部さんに、「悪役だけど出てほしい」とお願いした。他の出演者は、みな左翼だったからだ。でも、僕のこのひどい依頼を、すんなり快諾してくれた。今でもほんとうに感謝している。

(出典:アゴラ『僕が知っている西部邁さんのこと』2月1日)

西部さんの保守主義を批判的に考察した池田信夫

保守主義は現状維持だから快適だが、部分最適化を続けていると英国病のような「ゆるやかな衰退」を避けることができない。それがいま日本の陥っている罠である。これを打開するには全体最適化が必要だが、彼は改革を全面否定して袋小路に入ってしまった。

要するに西部氏は、アメリカ的モダニズムを批判するが対案の出せない「右の万年野党」だったのだ。

(出典:アゴラ『「保守主義」に未来はあるのか』1月23日)

野中広務さん 元内閣官房長官、元衆議院議員
享年92 1月26日死去

首相官邸サイト

野中さんを取材した田原総一朗さん

野中さんの業績を語る上で、なにより「沖縄」は外せない、と僕は思っている。

野中さんは、小渕恵三内閣のとき、官房長官として、普天間基地の辺野古への移転のために走り回った。沖縄にある米軍基地の中でも、とくに危険なのが普天間だ。だから、野中さんは沖縄全島をまわり、住民に辺野古への移設を説得していった。当時の稲嶺知事の同意も得た。そうして、普天間基地の辺野古移転の道筋をつけたのだ。

(出典:アゴラ『僕が知っている野中広務さんのこと』2月9日)

有賀さつきさん フリーアナウンサー(元フジテレビ)
享年52 1月30日死去

公式ブログより

フジテレビ時代の先輩、フリーアナウンサーの山中秀樹さん

とにかく前向きな性格でした。プライベートではよくゴルフをしましたし、お菓子作りの腕前もプロ級でした。フリーに転身してからはお世話になった番組プロデューサーに必ず礼状を書くなど、大人になったと思います。これからは天国で娘さんの成長を見守ってほしいです。

(出典:サンケイスポーツ『元フジ山中秀樹、有賀さんは「とにかく前向きな性格でした」』2月6日)

大杉漣さん 俳優
享年66 2月21日、急性心不全で死去

公式ブログより

最後の主演映画『教誨師』監督を務めた佐向大さん

決して偉ぶった態度をとらない人でした。映画『教誨師』の撮影では、俳優やスタッフ一人ひとりに声を掛け、冗談ばかり言って現場の一体感を作り上げていく。『こんな長い台詞覚えられないよ』と言いながらも、本番ではすさまじい集中力。知らず知らずのうちに、大杉さんが個々の力を引き出してくれていた。口ではなく、すべて行動で示す方でした。

(出典:週刊ポスト『大杉漣さんの思い出 「すべて行動で示す人だった」』12月21日)

西城秀樹さん 歌手
享年63 5月16日、急性心不全で死去

西城秀樹 スーパー・ベストより

Jポップの歴史に詳しい常見陽平さん

西城秀樹より売れたアーチストはいっぱいいる。かっこいいアーチストも。でも、西城秀樹がいなかったらそれらは生まれなかったんじゃないかな。

(出典:アゴラ『西城秀樹さんのこと』5月17日)

栗城史多さん 登山家
享年35 5月21日、エベレスト下山中に滑落死

公式サイトより

生前の栗城さんを取材し、親交があった映画監督の藤岡利充さん

彼を追い込んだのは誰だ?という指摘がある。「実力がない」「単独ではない」様々な批判があった。一方で「面白い!」「勇気をもらった」賞賛も受けていた。そんな中、ちょっと風変わりで目立ちたがり屋の登山家は、それらすべてを受け止め、自分で判断し、行動し、時にサポートも受けながら、世界最高峰の山に挑み続け、その山に眠った。奇しくも亡くなったその日は、今季最高のエベレスト登頂者数を記録した。

(出典:Yahoo!ニュース個人『滑落死から半年 栗城史多さん「エベレスト死」の真相』11月21日)

加藤剛さん 俳優
享年80 6月18日、胆のうがんで死去

「大岡越前」より

「大岡越前」で共演した西郷輝彦さん

あの凛としたお姿はまさに剛さんの越前守。誰も真似ることはできません。尊大ぶることなく、人を上から見ることもなく、いつも穏やかに撮影を楽しんでいらっしゃる剛さんの人間性そのものが越前守とダブります。

(出典:スポニチ『「大岡越前」共演の西郷輝彦 加藤剛さん追悼「人間性そのものが越前守とダブります」』7月9日)

後編は30日に掲載します。

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