政治家の談合を決めるような群馬の空気にウンザリ

2018年12月31日 06:00

一度手にした権力は滅多に自分の方から離そうとはしないものである。

群馬県庁(写真AC:編集部)

来年の2月末までは言わない、とか、来年の統一地方選挙が終わるまでは言わない、と言っている現職知事の方がおられるが、こういう方々はよほどの事情がない限り次の知事選挙に出る気満々だと考えておいた方がいい。

選挙上手でしかも人の使い方が上手い人は、自分の本当の思いはひた隠しにして周りから出馬を促す声が上がるように持っていく。特別の工作をしなくても、現職の知事と利害を共通にしている方々は自然と現職知事の応援団になっていくものである。

トップが変わると県政運営の様々な場面で変化が生じる。
人事はもとより、県政の重点施策や予算の配分の在りようまで変わってしまうのだから、現状維持が最も自分にとって都合のいい人たちは現職知事の応援団になっていく。

県政の在りようを変えたい、いわゆる改革志向の方々は、対抗馬を担ぎ上げる方向に動くようになる。

現状維持がいいのか、現状を変えた方がいいのかは簡単には判断できないのだが、私は、権力は10年で腐敗することが多いといういわゆる権腐10年説を基本的に支持しているので、適当な時に県政のトップの方は次の世代の然るべき方にバトンを渡してもらった方がいいという立場を取っている。

したがって、私は山本一太参議院議員が来年行われる群馬県知事選挙に名乗りを上げたのを高く評価している。

現職知事に挨拶がなく名乗りを上げたのが失礼だ、などという声が群馬県内で上がっている、という報道を見たが、政治家の談合を求めるような空気が群馬県内にあるように思えて、ちょっとウンザリしている。

若い方々は、そういうしがらみや打算を乗り越えて、堂々と打って出て欲しいものだ。

これからは、どのレベルの選挙でもチャレンジ精神が乏しい人についていく人は少ない、と心得ておかれた方がよさそうである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年12月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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