年頭所感 元号とともに地方議会刷新の年に

謹賀新年 天候に恵まれた三が日をつつがなくお過ごしのこと心よりお慶び申し上げます。

さて、本日より官公庁は仕事始めとなります。都庁は、例年、知事、局長等幹部職が各会派控え室へ年始挨拶に来ます。自由を守る会控え室に訪れた小池知事にも挨拶させて頂き、その後私も各会派室に挨拶に伺いました。知事や他会派と、議案賛否や政策判断において、時に対峙しても都民の幸いを願う思いは変わりません。それぞれ立場は違えど、公僕同士、力を合わせて都政に邁進してまいる所存です。

元号も地方議会も改まる刷新の年

さて、皇位継承に伴う新元号「4月1日発表」となることを本日の安倍総理年頭記者会見で正式に発表されました。本年4月「統一地方選挙」は、知事選挙・道府県議会議員選挙・政令指定都市の市長と議員の選挙が4月7日、それ以外の市区町村の首長と議員の選挙は4月21日に行われます(NHK選挙WEBより)。 上田が代表を務めます地域政党自由を守る会は、現在現職・新人あわせて9名が、統一地方選挙に挑戦をいたします。

地域政党自由を守る会を創設したのは、平成26年急な衆院解散直後の11月21日でした。日本初の自由主義国政政党誕生時から、党勢拡大に奔走し、上田が女性初の地方議員となった所属政党「みんなの党」が解党し「脱官僚」「地域主権」「生活重視」を党是とする国政政党が消滅、これ以上地方行政、地方議会、地方政治が国政政局に翻弄されることに許しがたい憤りを感じたからです。その時は未だ残る国会議員らと新党が出来るかもしれないという淡い期待を寄せる地方議員もいましたし、事実急ごしらえの新党に参加した所属議員もいれば、やむにやまれず他の国政政党に移っていった議員もいました。

2014統一地方選は、当会は7名中4名当選者を出すことができましたが、乗り越えられなかった仲間達を思うと今をもって悔しさがこみ上げ、それが今の私の原動力となっております。江戸川区においては、5期にわたり区政を担った多田正見区長も今期限りで引退を表明し、後継として現教育長を指名しました。本年7月には参議院選挙、10月に消費増税も予定されており、元号も国政も区政も「刷新」の年となる激動の一年となることが予想されます。

地方議会は中央政治からの分権を

地方議会は国政政党の出先機関に甘んじている余裕は一刻もありません。政党の看板を背負って当選後、当初血気盛んでも、自由を奪われ党の言うなり、労働組合の言うなりとなりやがて意欲を失う議員、無所属で運よく当選しても議員の身分に甘んじ何もしない地方議員を私は沢山見てきましたし、見ております。

党本部や親分議員、支援団体の顔色を伺ったりしていては、地域と地域住民のため自由な議会活動はできないのです。よって、今般の統一地方選挙の大きなテーマは私は中央政治からの地方議会の分権と位置づけております。それが出来るのが我々地域政党自由を守る会であります。

平成最後の統一地方選挙にあたって、国政政党や業界団体・労働組合と一切のしがらみを持たぬ憲政史上初?!自由主義的地域政党自由を守る会は、官僚主義的お役所依存の地方議会を、二元代表制のもと首長(区長や市長や知事といった行政の長)や行政執行機関(役所)と対等に議論と対峙し、一人でも議会と行政を動かせる人材を送りだしていく所存です。

ありがたいことに、教育機関で専門分野を学び、社会経験と知見、実績、地域でのフィールドワークを持ち、議員に必要な経済原則を会得し、人間として大切な感謝の気持ちを忘れないメンバーが揃っております。当会は当選後も、活発に議会活動につき情報交換をし、当選後「先生」と呼ばれ、勘違いをし態度を豹変せぬよう新人の議会活動サポートにも力を入れております。

2018年自由を守る会忘年会にて。特別ゲスト元内閣府特命担当大臣渡辺よしみ参議院議員とメンバー

ある者は子育て支援、ある者は行政のムダ排除、ある者は介護施策、ある者は貧困家庭支援…それぞれに、遭遇した地域課題を内部化し血の通った政策とし士気高く「地域のことは地域が決める!」闘いに臨みます。

お姐総括!

今年は初日の出が日本各地で見られたようですね。私も、近隣の新川の高台から夫とお天道様に手を合わせました。平成最後のお正月。平成最多の一般参賀で15万人もの人々が皇居を訪れたとのことです。昭和・平成、敗戦と激動の時代を生き抜かれた陛下は「年頭に当たり、わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と締めくくられました。

私の政治哲学の根幹とありがたく重ね合わせております。

命ありて人権あり
人権なくして自由なし
自由なくして平和なし

皆々様におかれましては、自由で楽しい、躍進、飛躍、ご活躍の一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2019年1月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。