コンビニスイーツのクオリティが専門店を凌駕する時代に

2019年01月16日 06:00

いまでは、スイーツという言葉が普通に使われるようになりました。市場調査の富士経済グループによれば、チェーン店、百貨店、専門店、コンビニにおけるスイーツ(洋菓子)の国内市場規模は、1兆3377億円とされています。そのなかで最も有望なチャネルはコンビニで毎年、約2.5%の伸びをみせています。最近はコンビニスイーツのクオリティが向上しています。コンビニスイーツの成功要因はどこにあるのでしょうか。

ケンズカフェ東京のガトーショコラ。著者より提供。

今回は、『余計なことはやめなさい!ガトーショコラだけで年商3億円を実現するシェフのスゴイやり方』(集英社)を紹介します。著者はケンズカフェ東京(東京・新宿御苑前)のオーナーでもある氏家健治さん。同店のガトーショコラは、日本ギフト大賞を受賞し、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、TBS「ランク王国」、日本テレビ「ヒルナンデス! 」「嵐にしやがれ」などで紹介されたことがあるので、ご存知の方も多いと思います。

コンビニスイーツが注目され拡大している要因のひとつは価格にあります。コンビニであれば100円台という低価格で本格的な味を楽しむことができます。当初は、会社帰りにスイーツを求めるOL層が「自分へのご褒美」として買っていました。その後、コンビニの利便性が好感され、人気に火がつきます。しかも、チープなものではなく来客用に利用できるレベルにまでクオリティがアップしています。

クオリティがアップしたことや、ワインや珈琲といっしょにスイーツを食べるなど選択肢が拡がりました。コンビニの商品群を確認すればよくわかります。専門店の人気スイーツ海外の有名なスイーツが取上げられることもあります。まさに、スイーツ市場全体が活気を帯びているといっても過言ではありません。

今後、コンビニスイーツはどうなるのでしょうか。最近ではスイーツ男性が増加しているという話も聞きます。専門店には入店しにくいですが、コンビニなら堂々と買えるというメリットが大きいように感じます。恥ずかしさを感じることもありません。しかも、価格は圧倒的に廉価で、味のクオリティは高まっています。今後も、専門店に入りづらい男性客がコンビニに流れていくことが予想されます。

コンビニスイーツは、イベントや有名店とのコラボなどオリジナリティが高まっています。今後、コンビニのスイーツ市場はさらに拡大していくことが予想されます。皆さまも、素敵な真冬のスイーツライフをお楽しみください。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

※筆者11冊目の著書(現在絶賛好評中!)
即効!成果が上がる文章の技術』(明日香出版社)

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
尾藤 克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑