あなたの似合う色は何色ですか?色で損する人、飛躍する人

2019年01月31日 06:00

似合う色を選ぶことで人生は飛躍する。似合わない色が人生に翳を落とす。人種を超え、民族を超え、人はそれぞれが似合う色を持っている。色は『第2の血液型』である。

今回は、『服の色で、損する人、飛躍する人』(みらいパブリッシング)を紹介したい。著者は、後藤妙子さん。東京商工会議所1級カラーコーディネーター(ファッション色彩)、厚生労働省・文部科学省等の受託業務、SNSカウンセリング相談員をつとめている。

筆者がオシャレに目覚めた10代の頃、全身、黒づくめのファッションが流行っていた。トップスは黒のブルゾン。「GARÇONS」「KOSHIN SATOH」「DOMON」が定番で、これに細身のパンツをチョイス。足下には「AVIA」のハイカット、カバンは「ソミュール」をあわせる。そして、いまだにワードローブは黒が多い。よく見ると、黒、グレー、紺、以外が見当たらない。チェック柄のジャケットが数点あるのみ。

「服を買いに店に行くと、販売員にこのように言われたことはありませんか。『黒と合わせると、すっきりまとめられますよ』『黒は合わせやすいので、何かと使いやすいですよ』。店員さんのこうしたセールス·トークを連発するのを聞いていると、気の毒な気持ちになってしまいます。『何も知らずに、とりあえず黒と言ってしまうのね』。アパレルの接客では慣習となっており、そう指導されているでしょう。」(後藤さん)

「店員さん個人をどうこういっても仕方がありません。ですが、あなたがつい自ら黒を買ってしまうとしたら、それはどこから来た無意識に突き動かされているのでしょうか?実際、黒が似合う人はごく一部の人だけです。さも王道のように使われてしまうのは、無彩色には有彩色を全て飲み込む力があり、着る人の肌色を無視してコーディネートが成り立っているように見えるだけなのです。」(同)

これは衝撃である。後藤さんいわく、これは「カレーはご飯と食べるに決まっている」と言っているのと同じようなものだと解説する。

「カレーにはナンが常識だと思う人も、パンが常識な人もいるはずです。そんな人たちにすれば『ご飯が美味しいに決まっている』と強要されたくはないでしょう。『黒は何にでも合う』との思い込みは、『本当の自分に気付かないまま無意識の恐怖に一生振り回わされていなさい』という、悪魔のささやきに操られているようなものです。」(後藤さん)

本書に書かれている色の持つ意味が理解できれば、仕事のステージが上がるかもしれないし、ワンランク上の人とつながるかもしれない。それほど、色の影響力は大きい。似合う色との出会いで人生が変化することを描いた一冊である。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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