話力が上がると「デキる人」になれるって本当?

2019年02月05日 06:00

明日香出版社「即効!技術シリーズ」。筆者撮影。

「口のききかたがなっていない」「提案がなかなか採用されない」「言いたいことがうまく言えない」といった経験をしたことはないか。多くの人は、なんとなく身についた自己流の話し方をもとに、毎日のビジネスの現場で試行錯誤しているのが現実ではないか。これでは、せっかくのチャンスを活かすことができない。

今回は、『即効!成果が上がる話し方の技術』(明日香出版社)を紹介したい。著者は、大嶋利佳さん。講師として30年以上の経験を積み、40冊を越えるビジネス書籍、通信教育講座テキスト、映像教材シナリオなどを執筆している。

ビジネスパーソンなら誰でも「仕事がデキる」と評価されたいものでしょう。「あいつは仕事ができない」「まったく頼りにならない」と周囲から思われてしまっては残念である。「デキる」という胖価を得るためには、日ごろの努力や経験の積み重ねが欠かせない。評価を上げるためには、それなりの時間が必要とされる。

「すぐに評価を上げる方法があります。それが、話し方を変えることです。私たちが人の能力を推し量るとき、まず注目するのが話し方です。話が分かりやすいか、礼儀正しいか、そしてそこに表れている人柄はどうか。数分でも話をしてみれば、その人のことがすぐにわかります。」(大嶋さん)

「『自分は努力もし、能力もあるのに評価されない』。そんな悩みのある人は、話し方を見直してみましょう。気づかないところに意外な癖や問題が見つかるかもしれません。それを取り除いて改善すれば、周囲からの評価もすぐに変えることができます。」(同)

本書ではビジネスで成果を上げるための話力を5つに分解し、わかりやすく解説している。その5つとは、「好感力」「説明力」「傾聴力」「説得力」「危機管理力」になる。

◎ 好感力 — 相手から「好きになれそうな人、感じがいい人だ」と思われる力
◎ 説明力 — 込み入った内容でも分かりやすく伝えられる力
◎ 傾聴力 — 相手の話をよく聞いて理解し、人間関係を深める力
◎ 説得力 — 相手に理解してもらうだけでなく、行動を引き出す力
◎ 危機管理力–クレームやトラブルなどの難しい場面で、適切に対処できる力

いまや、ビジネスや生活の場において「話す力」の重要性はますます高まっている。私たちはそれらから逃れることはできない。しかし、日本には「話す力」を高めるための手段が少ない。高額な研修やテキストは一般的でないだろう。ある調査によれば、約8割の日本人は「話すことに対して苦手意識を持っている」とも言われている。

また、「声の通りが悪い」「滑舌がよくない」「自分の声が嫌い」など、自分の声や話し方に嫌悪感をもっている人も少なくない。自分の言いたいことが的確に表現でき伝えられれば、間違いなく評価は変わってくる。話し方は、トレーニングである程度のコントロールは可能である。「治す」のではない、コントロールすればいいのである。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

※「即効!技術シリーズ」第1弾!筆者11冊目の著書もおすすめです。文章の技術がわかりやすく、平易な内容に仕上げてあります。発売2週間で3刷と堅調です。
即効!成果が上がる文章の技術』(明日香出版社)

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尾藤 克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

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