「速く書く」という、ブログを長期継続するためのスキル

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

公の場に文章を公開するブログを書き始めて、来月で丸3年が経過しようとしています。当時は世間の目に触れる形で文章を書いたことがなく、自分のPCのローカルファイルにひたすら日記を書き続けていただけでした。

(参考)15年以上日記を書いて分かった日記をつける3つの効用

3年間、毎月20記事以上コンスタントに書き続けることが出来たのは、「速く書いていたから」だと思います。よく、ブログ継続のコツについて「無理しないこと」「楽しむこと」といったアドバイスをしているブロガーがいますが、私はそれ以上にスピードがとても重要だと思います。

書くことが負担になったら継続が不可能

私はブログやアフィリエイトサイトを持っていて記事を書いており、雑誌やネットメディアにも記事を寄稿し、本も書いています。ですので、年間の入力文字数はかなりの分量になります。その中でブログを更新し続ける事が出来ているのは、「書くことが負担にならないから」と思うのです。

時々、「毎日がんばって2時間、時にはそれ以上時間をかけて必死に記事を更新している」という声を聞くことがあります。ブログの属性によっては1記事5,000文字、1万文字以上の長文にする意義があるのかもしれません。しかし、このブログのように1記事2,000文字前後であれば、あまり時間をかけるべきではありません。

私はこのブログの場合は、1記事30分以上はかけないようにしています。いつも書き始めた時は最後の結論まですべて頭の中にあって、後はひたすらキーボードを打ち、最近では音声入力で原稿を作ってキーボード入力で微調整をしています。早ければ20分ちょっとで1記事書いてアップしています。

長年、ブログをコンスタントに継続しているビジネスマンたちも、「ブログは1日30分しか時間はかけない」と口を揃えます。少なくとも私のお付き合いのある社長さんや、投資家はそういいます。

速く書くために必要なこと

「ブログを速く書け、といってもプロのライターでないのだから無理だ」と反論が返ってきそうですが、そんなことはありません。工夫や心がけ次第で、ブログを速く書き、長期継続を可能にすることは誰にでも出来ます。

まず、絶対に必要なスキルとしてタッチタイピングを身につけることです。また、音声入力をうまく活用することでも、原稿を仕上げるのが格段に早くなります。

(参考)誰もが一番に身に付けるべきITスキルはタッチタイピング

そして書き始める前に「先に見出しを作っておく」事が重要です。真っ白な原稿を前に思いつくまま、書き始めると文章に整合性がなかったり、流れが悪くなってしまいます。そうなると、最後に読み直した後に、結局そこで大幅な修正を余儀なくされてしまいます。

後は「何を書くか?」という答えを持って原稿に臨むことです。書くのが苦手な人は原稿を前にして「さて、今日は何を書いたらいいんだろう…」という状態であることが多いです。これではまず、書くことを捻出することに時間を取られてしまいます。

速く書くことはメリットしかない

ブログ記事を速く書くことはメリットしかありません。

手書きの場合は、速記をすると字が乱れて他者に読みづらくなってしまいますが、PCのキーボードの場合はそうではありません。この原稿もかなりの速度で入力がなされていますが、あなたも今内容を理解しながら読むことが出来ていると思います。仕上がりが早ければ、疲労も小さく、時間的な負担も抑えられますから、トータルの負担が小さくなります。

また、面白いことに原稿の品質も速く書くほうが高い事が多いのです。これまで何回か大きなヒットを飛ばす事が出来た記事があります。Yahooニュースに転載され、テレビや雑誌から次々取材や出演依頼を頂いた記事は、やはり書くのに30分もかからず仕上げました。後で読み直しても、ドンドン書き進めることが出来た記事は読み応えがあり、称賛のコメントも多かったりするのです。反対に頭をかなり悩ませながら、何度も修正を重ね、仕上げた記事は反響がイマイチ、ということがほとんどです。

ですので、最近はブログの執筆を初めて予想以上に書き上げることに苦戦するなと思ったら途中で保存して辞めています。このブログにも半分完成した状態なのに、リリースしていない記事が110あります。

ブログの長期継続は「とにかく速く書くこと」です。速く書くためには音声入力やタッチタイピングのスキルを持っていて、なおかつ書きたい事をそのまま取り出せる文章の作成スキルを身につけることで誰でも高速化出来るのです。「速く書こう」と意識するだけで、獲得するべきスキルが見えてきます。ぜひご検討ください。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表