政治家は「祝辞」や「挨拶」で、どんなことをしゃべればいいのか問題

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

ヘロヘロになって迎えた週末。本当は北区内で街頭活動をする予定だったのだけど、さすがにキャンセルをさせていただき、子どもたちの夕飯を作ってから北区体育協会の70周年記念式典へ。

普段は滝野川体育館で新年会を行っている北区体育協会ですが、本年は70周年ということで、ホテルメトロポリタンで盛大な式が行われました。

北区内は大型ホテルがないため、大きな催事をやるときは池袋のメトロポリタンホテルか、新宿の京王プラザホテルになってしまうんですよね…。

都議会議員は一言ずつ挨拶する機会を頂いたのですが、毎度のことながら何をしゃべればいいのか迷うわけであります。

個人的に一番やっちゃいけないと思っているのが、団体や式典内容に無関係な政治の演説を滔々と行うこと

「憲法9条を守る」「脱原発」「消費増税、断固反対!」

など、ご自身や政党の心情を語るのはもちろん自由ではありますが、そういうのは街頭演説会でやることであって、やはり「空気をぶち壊す」ものでありましょう。

そこでベーシックなのはやはり、体育協会であればスポーツ政策や健康医療問題、オリパラ関連のネタをちりばめるなど、関係性の高い政策の話をご紹介することです。

しかしこれも、順番が最後の方になると似たような話が続き、もはや「出がらし」状態になるという欠点が…。

そんなわけで最近は、都政のみならず「自分の話」も少し加えるようにしています。今日であれば、

「70周年記念式典、おめでとうございます。私は35歳なので、ちょうど半分で…」
「スポーツと言えば、私は少年野球をやっていましたが、運動神経はさっぱりでした」
「今の趣味はストリートダンスとマラソンで、昨年は60kmマラソンまで挑戦しまして…」

等など。すると歓談時間に、

「野球やってたと聞いたので、ご挨拶だけ…」
「まだ35歳かぁ、これからだね」
「体力あるねえ」

という具合に、色々な方が話しかけてくれて話が弾み、場もなんとなく盛り上がって一石二鳥という気がしています。

ちなみに聞いた話では、ある都議さんは昔、自分の「テーマ曲」とも言える童謡をどこの新年会の挨拶でも熱唱していたそうです。

確かにインパクトが強くて名前と顔は忘れられなくなるけど、それもそれでどうなんだろうか…。

いずれにせよ、政治家の挨拶は短く、コンパクトであることが望ましいのは言うまでもありませんね。

「政治家の来賓あいさつなんて、つまらないからいらん

と言われないよう、試行錯誤を重ねる日々。何か良いアイディアがある方、こんなスピーチが秀逸だった!という経験をお持ちの方、ぜひ色々と教えてくださいませ。

「俺と写真を撮ると、○○○が減るよ」

と言われつつ(笑)、北区体育協会会長の葉山さんとパシャリ。70周年、本当におめでとうございます!

次の80周年に向けて、スポーツ振興のため私も尽力していく所存です。今後ともご指導ご鞭撻、宜しくお願いいたします。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、あたらしい党代表、東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出)のブログ2019年2月16日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。