野田市女児虐待死:県独自でも前倒しで体制強化を!

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

昨日(2月18日)も千葉県議会では代表質問と一般質問。

朝から打合せ➡本会議➡千葉県議会拉致問題早期解決の支援に関する議員連盟総会(昼食)➡本会議➡ 千葉県資源エネルギー問題懇話会総会➡「働き方改革」&「児童相談所」に関する勉強会

というスケジュールで県庁を出たのが18:30過ぎで、帰宅は20時過ぎてしまいました((+_+))夕食をとり、ブログを書いて、ただいま22時15分。

写真AC:編集部

昨日の代表質問においても千葉県野田市の女児虐待死事案について児童相談所の一時保護と解除の在り方や関係機関との連携や情報共有等の課題について質疑が行われました。

千葉県は2017年度から2021年度までの5年間で児童相談所の職員約200名を増員し、そのうち児童福祉司は約110名、児童心理司は約60名を増員することにはなっておりますが、増員時期の見直しや体制強化の遅れなどが指摘をされました。

特に児童相談所の管轄人口が130万人を越えているところは全国で7か所あり、そのうちの3児童相談所が千葉県の児童相談所なのです(中央・市川・柏)。こういったことからも管轄区域の見直しならびにそもそも児童相談所が少ないことなどが議員からあげられました(千葉県の児童相談所は6か所)。

今回の事案を対応していた千葉県柏児童相談所は松戸市、柏市、流山市、野田市、我孫子市を所管しており、そのうちの約4割が松戸市ということもあり、松戸市議会は9年前に松戸市に児童相談所の設置に関する主旨の要望を全会一致で可決しております。

船橋市は千葉県の市川児童相談所の管轄から独立し、市立の児童相談所を2025年4月をめどに開設する方針を発表しました。

様々な背景がある中で、どのようにして再発防止策を講じていくかということが今後はいちばん大切になり、千葉県では心愛さんを一時保護していた柏児童相談所など関係機関の対応を検証する「児童虐待死亡事例等検証委員会」の第1回会合を21日に開くことになっており、その構成員は弁護士、医療・保健分野の専門家、児童福祉に詳しい学識経験者らとなっております。

しかしながら、昨日の質疑では「検証委員会の議論を踏まえて…」という検証委員会ありきの県の答弁・姿勢をただす場面が多々見受けられ、検証委員会は第三者委員会として、それとは別に「県独自」として今すぐにでも対策を講じていくべきではないのか…と。

検証委員会で検討・検証している間にも虐待で苦しむ子供たちがいる中で今できることを前倒しで早急に県も学校も市も教育委員会などの行政機関のみならず、社会を構成するすべての大人たちがしていかなくてはなりません。

予算委員会の初日25日に私からも質疑を行います。


編集部より:このブログは千葉県議会議員、水野ゆうき氏のオフィシャルブログ 2019年2月18日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「水野ゆうきオフィシャルブログ」をご覧ください。