朝イチでカエルを食べよう。心も身体も元気はつらつに!

2019年03月03日 06:00

手帳といえば、「スケジュールを管理するもの」と答える人が多い。面会日時や会議の予定・報告書や企画書提出の締切日などは、手帳を使っていれば、おそらく誰でも書き込んでいる。では、残業を無くすためにノートを使っている人はどれくらいいるだろうか。

今回は『残業ゼロのノート術』(きずな出版)を紹介したい。著者は石川和男さん。建設会社総務経理担当部長、専門学校講師、税理士、プレゼン養成学校主宰、セミナー講師など、複数の仕事を掛け持つサラリーマン。

一番嫌な仕事を先に片づける

さて、自己啓発の名著『カエルを食べてしまえ!』(ブライアン·トレーシー著、ダイヤモンド社)に書かれているエピソードである。もしあなたが仕事でカエルを食べなければいけなくなったら、どうすべきか考えてもらいたい。

(石川さん)「だれもカエルなんて飲み込みたくはありません。後回しにしたくなります。でも、『カエルを飲む』という一番嫌なタスクが残っている状態では、ほかの仕事に集中することなどできません。トレーシーの答えは『まっさきにカエルを飲み込んでしまえ!』というものでした。朝イチで嫌なことを済ませてしまえば、気持ちが落ち着くからです」

(同)「年末の大掃除、トイレ掃除から済ませてしまうと後は楽です。嫌な上司との打ち合わせを先に済ませると後は楽です。苦手な企画書から先に作成すると後は楽です。トレーシーが言うように、嫌なことが残っていると、気持ちがモヤモヤしてしまいます。落ち着いて仕事に集中するためにも、一番嫌なことをさっさと片づけるやり方はお勧めです」

言うは易く行うは難し。英語でも、「Easier said than done.」なんて言われている。決して簡単ではないが、一番嫌な仕事を先に片づけると気が楽になることは間違いない。

2019年4月から、罰則付きの残業規程がスタートする。会社的にも、世間的にも、いまや残業をして長時間働くことは評価されない時代です。むしろ今後は「残業代」がなくなり、代わりに副業が解禁され、多くの人が複数のところから収入を得るのが当たり前になる「複業時代」が到来する。残業なんてしている「ヒマ」などない。

手帳の使い方を考えてみる

手帳の活用範囲を考えてみよう。TODO(タスク)リスト・メモのほかにも、年間目標、ライフログ、日記、家計簿、健康管理なとに使っている人も多い。手帳は今では、単なる仕事の予定管理だけでなく羅針盤になりつつある。

手帳の羅針盤とは、設定した目標に対する行動計画を作成、スケジューリングし軌道修正を図りながら実行に移していくこと。さらに、自分が進む大きな方向性を指し示すことが可能になる。手帳を活用して、将来のありたい理想像、ビジョンを描き、そこに向かって長期、中期、短期の目標を定めれば未来のページが作成できる。

期末に向けて、大型文房具店の手帳フェアが開催される。バリエーションも豊富で、その種類の多さに圧倒される。この機会にちょっとした工夫を加えてみてはいかがだろうか。本書を読むことでそのようなヒントが見つかるかも知れない。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

<筆者12冊目の書籍、4月18日発売>
波風立てない仕事のルール』(きずな出版)

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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