「ブラックボックス」の中で、小池知事が消した市場機能

音喜多 駿

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日は経済港湾委員会で小池知事との一問一答質疑が行われました。NHKが詳報しています。

ほぼリアルタイムでつぶやいていた私の所感。

こちらの池川都議のTweetも、サマリーを理解するのに一読の価値があると思います。

委員会終了後には恒例の会派総会で、今後の対応も含めて話し合っておりますので、こちらも合わせてご視聴いただけますと幸いです。

これまで私がブログ等で指摘しておらず、新たに出てきた(再発掘された)論点としては、「意思決定過程の不透明性」です。

小池知事は2017年6月20日の基本方針発表時において、

「築地の再開発、そして豊洲市場を活用する具体案を事業者、そして都民の皆様方とのオープンな対話の場を設けまして、広く情報公開をしながら検討していきたいと考えております。」

と二度に渡ってはっきりと述べています。

しかしながら、いま知事が提示されている「築地まちづくり方針(素案)」は、どのように決定されたのでしょうか?

そこにいたる有識者会議における「派手な議論」の部分こそ公開・ネット中継もされていたものの、それを実態に落とし込んでいくもっとも大事なプロセスである「庁内検討会」はすべて非公開で行われました。

共産党の畔上都議が本日指摘したように、この会議は「議事要旨」が後日になって数行だけ公開されるのみで、まさにブラックボックスになっています。

築地まちづくり庁内検討会

この中で、突然ともいえる「MICE」案が実体化され、知事が最後まで曖昧な態度を取り続けていた「市場機能」が消え去っていったわけです。

小池知事はこの点を問われて、「オンゴーイングなものだから(公開しないのは仕方ない)」といった答弁をされていました。

しかしながら。

そういった途中経過がすべて隠されて「水面下で」進行し、都民が目にした時にはすべて決まっている。こうした「ふるいやり方」をまさに強く批判して、情報公開を訴えたのが小池知事&都民ファーストの会だったのではないでしょうか?

共産党都議からの情報公開請求にも、「延期」「非公開」といった対応を取っており、いまなお「庁内会議」の全容が明らかになっていないことは極めて大きな問題です。

基本方針の変節が明らかであることに加えて、こうした課題もある中で明日には採決を行わなければならない。現在もなお、各会派が様々な思惑で動き回っており、経済港湾委員会は理事会で止まったままです。

極めて難しい状態にありますが、継続審議や付帯決議、組み換え修正動議など、あらゆる手段を検討して明日以降の委員会・本会議に臨みたいと思います。

また随時、SNSなどで状況はお知らせ致します。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、あたらしい党代表、東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出)のブログ2019年3月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。

おしらせ:「小池都政迷走」の原稿を募集中です

都知事Instagramより

アゴラでは、2019年3月、「小池都政迷走」をテーマに皆様のご意見を募集中です。都議会空転の原因となった市場問題への対応など、小池知事の政治手法そのものへの評価はもちろんのこと、都議会議員の対応、さらには小池ブームを主導したマスコミの都政報道や、小池氏を選んだ都民の判断などについて、みなさまの忌憚のないお考えをお尋ねします。東京以外の地域の皆様のご意見も歓迎です。

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