ネット時代に選挙ハガキって意味あるの?効果とパフォーマンスを徹底解説

2019年03月25日 14:00

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新人候補以外が読んでも面白くはないと思いますが、選挙の裏側である選挙ハガキ(公選ハガキ・法定ハガキ)について私見とテクニックをお伝えします。

選挙期間中には、ハガキを送ることが許されています。
区議選では、2,000枚のハガキを送ることができます。

ハガキは、支援者、あるいは選挙人名簿や電話帳に記載された住所へ送ることになります。

結論から申し上げると、ハガキをお送りすること自体の効果は皆無だと判断しています。

突然知らない人からDMが届いても捨てられてしまう可能性は高いものです。
過去の経験から選挙ハガキはさらにコンバージョン率は低いものと判断しています。
もちろん、効果はゼロではありませんが、当落に影響が出るほど必須なものとは考えていません。

例えば、同じように紙を配布するだけであれば、ポスティングを実施する選択肢があります。
選挙人名簿の書き写しは、場所に拘束され、かなりの労力が必要です。
その労力をポスティングに割くことができれば、10倍程度の枚数を配布ができることになります。
レポートよりも内容の薄いハガキになることで効果が上がる可能性は低く、ポスティングの方が効果的だと判断しています。

では、なぜハガキを送るのでしょうか。

一つは、推薦依頼が効果的なためです。
ご支援をいただいている方に推薦人になっていただき、そのご友人等にハガキを送らせていただくことが一般的です。

私から突然DMが届いても捨てられてしまう可能性があります。
その方がご友人に送る場合、信頼感が高まり読んでいただける可能性が高まります。

また、もう一つは応援してくださる方へのリマインダーです。
選挙があることに加え、お会いしてから期間があいてしまうと候補者の名前を忘れてしまうこともあるため、直前で投票依頼をすることが有効になります。

さらに、ハガキの送り先が活動のKPIとして設定されることもあります。
日々の活動を実施すると、有権者のつながりは増えるものです。
2,000件分の送り先は必須ではないと思います。
新宿区の場合は、500枚を自力で送れない場合、無所属で当選する可能性は極めて低いと考えています。

先日、ブログで地盤について記事を書きました。

選挙に必要な地盤・看板・鞄。落下傘が苦戦する地盤づくり

生まれ育った場所から立候補する場合には、最初から数百件分の送付先が確保されているため、圧倒的に有利と言えます。

インターネットは、ハガキ以外の選択肢として大変有効です。

SNS上ではご支援を表明してくださっている匿名アカウントの方も多数いらっしゃいます。

インターネットでは、ハガキや紙の区政レポートよりも情報量が多く、制約も少ないです。
ハガキと同様の効果を発揮するツールの一つであるインターネットを活用することで、層の違う有権者へアプローチができると考えています。

もちろん、デジタルのみでご支援をいただくことは可能ですが、現時点ではアナログと比べてハードルが高い傾向にあります。
デジタルでは競合が少ないことをポジティブにとらえ、誰にも負けない自信があり、4年前はアナログ、デジタルとのハイブリッド選挙で戦うことになりました。

リソースも限られているため、効果を判断しながら活動に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

伊藤 陽平   新宿区議会議員

立教大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。2015年新宿区議選で初当選。公式サイト。ツイッター「@itoyohei_tw

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