完全予想!北区長選挙4・21 どうなる北区の未来と希望

2019年03月31日 06:00

東京都北区議会議員の吉岡けいたです。

4月21日に北区議会議員と北区長選挙が行われます。
おときた駿氏が都議を辞職し、北区政への挑戦を表明されました。

北区長選に出馬表明した現職・花川與惣太氏(左)、音喜多駿氏(中)、川和田博氏(北区サイト、ツイッター、共産党東京都委員会サイトより:編集部)

都政と区政は相互関係がありますが、それぞれ別フィールドとなるため都議会についての言及はしてきませんでした。
しかし、元都議が区長選への挑戦となれば、結果次第で北区政の方向性が一気に変わります。

それは、自身の区内活動と直接に関係するため、現時点で区長選の予想と北区の今後について考えてみました。
あくまでも中立客観的な立場での政局予想であり、特定の候補予定者の応援、投票呼びかけの意図は全くありません。
自身の政策実現に向けた取り組みとしての一環です。

その前に、当方は現職北区長から依頼があったため、今回の選挙で推薦させていただいています。
花川区長から推薦依頼があったのは、おときた元都議が出馬表明をされる前の事。
「積極的に4期16年の花川区政は評価できないが、現状、最低限の区政安定があった」という消極的な推薦理由でした。

区長推薦をした以上、花川区長個人への批判はできませんが、現北区政の課題点については、議員公務として行わせていただきます。

現状、おときた候補予定者(北区長選挙)に対して有権者が期待すると思われる事は以下の点です。

  1. 閉塞感がある北区政と仕組みを一新し、ワクワクした希望を感じさせて欲しい。
  2. 若いリーダーのフレッシュな感覚と新しい視点による取り組みで、行政・公務員改革を進めて欲しい。
  3. 子育て世帯、子どもに対する支援と事業を今以上に進めて欲しい。
  4. 政党政治の縮図となっている北区議会と北区政を一新し、北区独自の魅力と個性を高めて欲しい。

逆に、当方から見て気になる、おときた候補予定者への不安点は以下の点です。

1.  新区長誕生となった場合、新区長と北区議会各会派との関係性・パワーバランスの見通しが不明な事

都議会は小池都知事を支援する都民ファーストが最大会派となったため、知事の意向は議会に反映されます。

大阪維新の会は市長・知事を擁した上で、各議会において大阪維新の会が最大会派となっています。
府議会では自民・無所属25名、公明15名に対し維新は40名。
大阪市議会でも会派について、自民21人、公明党19人に対し維新会派は34人。
よって、大阪での改革が首長と議会2トップ体制により多数実績を積み重ねる事ができました。

しかし、現状、おときた候補予定者が代表を務める地域政党「あたらしい党」から公認され北区議会議員に出馬されるのは当方が知る限り1人のみ。
首長独断では区政改革ができない形となります。つまり、与党会派である北区自民党、北区公明党、北区立憲民主党各会派の協力・賛成が無ければ予算は通りません。

ここは、大阪維新、都民ファーストと違うところです。

おときた新区長となった場合、ご自身の地域政党だけで会派をつくる(北区の場合3人の区議で会派結成可能)こともできない状況であり、区長が変わったとしても区政・議会運営に大きな改革が即実行となるとは思えません。

2.  出馬記者会見で真っ先に出てきた提案が「区名変更について住民投票を経てはかる」であったこと

北区という区名は以前より「オリジナルティが無い」「埼玉や大阪の北区と混同され紛らわしい」という声が区民にあり、着目点は良いと感じます。
しかし、区名変更は「外見」「表面」に過ぎず、「区政の本質的な仕組み」が変わる事ではありません。

まず先に「行政・公務員改革」「議会改革」「地域の絆(自治会町内会)の民営化」「子供支援を地域全体で行う仕組みづくり」といった「区政課題の本質的改革」が示されなかった点において、一抹の不安は感じます。

記者会見後に、暫定版218政策を打ち出されましたが、細かすぎて即伝わるインパクトが足りない?

3.  都議会議員が北区で2名だけになった事

これは区長選挙の結果がどうなろうと、都議数が減ることは決定的事実です。
もともと4名だった北区選出都議枠が前回の都議選から3名となり、さらに1名減となれば、都政・都議会へ北区からの要望・意見を伝える力・選択肢が少なくなるという現実は、区長選挙の結果に関わらず突き付けらます。

上記を踏まえ、北区長選挙がどうなるか予想してみました

おときた新区長誕生の可能性 52%
現職の花川区長が勝つ可能性 48%

あくまでも当方の独自予想です。しかし、北区で日々、地域活動を行い、おときたさんの政治塾「OPEN」に入塾し、根拠が全くない予想では無いです。

北区の人口は35万人となり、急速に新転入者世帯が増え、子育て支援をより期待する声が高くなっている現状を考えれば、現状維持より前進を選択する意思が上回ると予想。

「都議2期」「みんなの党・日本を元気にする会・都民ファースト幹事長」といった実績、ブロガー議員としての情報発信の多さだけでなく、シンプルに「若さ」「新鮮さ」「可能性」に期待する人が多いと予想しました。

根拠は北区民意識・意向調査アンケート(平成28年)より推測しています。
上記結果より、区民の重要度が高く、満足度が低いのは「防災対策の充実」「防犯対策の充実」です。

この政策は、まちづくり開発、道路拡張だけでは実現が困難であり、「マンション防災に関する新条例」「警察・自衛隊との関係強化」「防犯カメラ拡充」「若くて新しい地域リーダーと地域組織の育成」が必要となります。

上記政策の実現について、現区長とおときた新区長体制で比較予想をしました

4期16年の花川区政では、今までの安定した区政運営の継続が予想できても、思い切った新しい政策を打ち出すことは自身の4年間を振り返ると疑問符「?」はどうしても付きます。

「自主防災は地域で行う事であり、行政は防災リーダー育成までしない」
「町会自治会の財務・情報公開・町会改革には行政関与はしない。むしろ町会自治会への事業委託金は予算増(1世帯800円⇒850円)」
「マンション条例を新しく考えていません」

という行政姿勢を現実に自身が北区議会本会議の場において受けてきました。

おときた駿候補予定者には、「都議会議員」としての都政に関する予算・事業の知識と情報があり、「国政」に関する関心があると思われ(過去の政策説明より)、ご自身世帯が子育て世帯です。

新しい「秘策」「一手」があるのかについていえば、「議会・行政との交渉力」「政策立案と実行力」に関して未知数であるがゆえ、可能性があることとなります。

今の状況から考え、五分五分の選挙戦となると感じますが、当方主観で期待値上積みで2ポイント分、新区長誕生と予想してみました。
※あくまでも、当方の個人予想です。

花川区長について、当方は区長選挙で推薦した以上、今までの実績が評価され、着実に進めてきたまちづくりと北区全体のイメージ戦略、人口増といった面で結果を出されることを期待します。
その数字は当方予想では48%と少し厳しめですが、ご健闘をお祈りします。

高齢多選を批判する声もありますが、今の北区政を安定・大きな混乱なく築いてきた功労者です。花川区長の功績は評価されるべきことは多いと感じます。
また、花川区長個人の人柄は親しみやすく、区民から人気のある方です。

なお、共産党会派推薦の川和田博氏(67)も出馬される見込みです。

前回、2015年に出馬されていますが、その時の公約が「安倍政権の暴走ストップ」「戦争立法と消費税10%は断じて許さない」「福祉最優先の北区を」であり、北区政独自の改革、根本的な地域課題解決が感じられません。共産党推薦であり、一定数の得票数が予想され、前回2015年時(32,891票)より票の上積みはあるかもしれませんが、当選数には達しないと予想。

いつもの事ですが、財源捻出で具体策が弱い。積立基金の取り崩しは場当たり的な政策に感じます。
ただし、北区の共産党の組織的取組は強く、北区政の課題点を調査を深めており、その政治力・調査力は非常に高いことは素直に認めます。

また、注目すべきは川和田氏が前回区長選の公約で「4年ごとの2300万円の区長退職金制度の廃止」を訴えていることです。おときた駿候補予定者は「退職金の返上」であり、ここは共通する公約となります。

どのような結果が出ても、今後の北区の勢力図は大きく変わると考えます。北区政が都政・国政改革を進める地域拠点となり得る未来が見えてきました。

大歓迎したい流れです!
自身も地域活動で力をつける事で、その新しい流れ・改革勢力結集に関係出来ること、期待できます!

自身の区議選についても、どんな結果となろうと2019・4・21北区決戦は楽しみです。
最後に自身は政治予想屋になるつもりは全くなく、北区フィールドで実践・挑戦続けさせていただきます。
選挙・議員という身分が全てと考えず、あらゆる形での取り組みを考えていきます。

吉岡 慶太  東京都北区議会議員(無所属)
東京都北区生まれ、北区育ち。社会福祉士・精神保健福祉士。区職員(23年間、生活保護ケースワーカー10年他)を経て、2015年から現職(1期目)。公式サイト

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吉岡 慶太
東京都北区議会議員(無所属)

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