大卒文系ホワイトカラーの終わり?

2019年04月07日 06:00

45歳を区切りに、リストラをするという大企業が目立ってきました。これは終身雇用の維持がますます困難なことになってきている表れでしょう。
では、リストラに遭ってしまったら・・・
想像もしたくないですよね。

けれども、われわれの社会は十数年前と比べて変化しています。公務員だって労基法が無視されまくったり、ちょっと上司に意見しただけで排除されたりする時代です。

機会費用を使ってなにを学ぶべきか

そういう状況なので、大卒文系に進もうという若い人たちは考え直した方がいい時代なのかもしれません。

大学へ行くこと、とくに私学に行く際の経済的損失(学費+時間)は1000万円は下らないでしょう。その結果、就活に失敗したら・・・。そんな恐ろしいことを考えていては大学なんかに進学できません。

また体よく就職できたとしても、45歳とか、場合によってはもっと早い段階でリストラ・・・。なんて考えただけで身の毛もよだちます。だって、40歳前後まで奨学金を返している人もけっこういますからね。

しかも、45歳と言えば、家庭にこれからお金がかかってくる時期じゃないでしょうか。そんな折にリストラなんて・・・。ほんとに考えたくもありませんね。

どの象限にいるのが幸せかは、人それぞれ

会社での年功は実力か?

ではとくに大企業で1000万円とかそれ以上もらっていたらどうなるでしょう。運よく同規模の企業のおんなじような仕事に就けて現状維持・・・。という人は少数になってしまうのではないでしょうか。多くの人はダウンするでしょう。

筆者の友人で実業家の荒本くんと話していたときに、荒本くんは、「やっぱり人生、安定よりオプションが大事だよね」みたいなことを言っていました。筆者は「なるほど!」と膝を打ちました。

ようは、大企業や公務員は勤めている時は、安定性も給与も高め安定ですが、それが崩れるとなんとも砂上の楼閣感がむき出しになってしまうのは否めません。とくに人生100年時代、景気が悪くなったときでも転職ふくめたオプションを十二分に活用できる人物になるのが肝要でしょう。

とくに大企業や公務員は、実際に働いている人の上前を撥ねる(ようは重層下請構造)というのが、ビジネスモデルになっています。これはどう考えても自身の生産性より大幅に高い報酬を受け取ることになってしまいます。それはお得でいいね!と思うでしょう。

けれども、大企業の45歳定年説は、このビジネスモデルが行き詰っていることを如実に表しています。

やっぱり目先の年収よりオプションを担保したほうが・・・

もしかしたら、年収300万円とか400万円とかでも、オプションがある人生のほうが幸せかもしれません。(年収と幸せが反比例するから東京で消耗してないで田舎に移住しなさいと言いたいわけではありません)

それに、学歴ロンダリングで大企業に入る人も多くなっているのに、お受験熱は早期化しているという矛盾も、うすら寒い状況です。このように、ますます学歴=能力という立てつけがますますフィクションだったということが明らかになってしまいます。あと文系の最高峰の官僚もこれだけバッシングをされたら、かつては文系の頂点だった東大法学部の人気もなくなりますよね。

一方で、話題になったFACTFULNESS的には、日本企業も日本経済も、パフォーマンスは悪くないようです。できる理系の人は、GAFA的な起業から引っ張りだこなようですし。ほんとに「人によるよ」としかいいようのない時代です。

日本人は、そんな岐路に立っているんですねえ。

中沢 良平

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中沢 良平
元教員、ギジュツ系個人事業主

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