管理職に告ぐ !! 部下の仕事を知ることの大切さ

私は管理本部担当役員時代、年商200億円の会社の、総務、人事、法務、経理、財務、システム、内部統制、経営企画の部門を担当していました。

これだけ広い業務の仔細まで、一人で把握するのは不可能です。しかし、私は広く浅くでも部下の仕事を知る努力をしました。知ったかぶりも含めて(笑)

何故なら、部下に「見られている」という意識を持ってもらう為です。人にとって最も苦痛なのは無視されることです。「見られている」という意識がなければ、仕事へのモチベーションも上がるはずはないし、そんな人からの評価も受け入れられないでしょう。

『全て任せている。』という言葉は、上司が言うべき台詞ではないと思います。部下には「おまえに任せた!」と言いつつ、いつでも尻拭い出来るように仕事内容の核心を把握しておくことが、上司の仕事だと思います。

そのような仕事コミュニケーションを部下と続けていると、いつしか私の気にしていることを、全て答えを準備する部下が誕生します。いわば自分の分身です。

そうなれば、その部下に自分の立場を譲る準備をして、自分は次のステージにチャレンジです(^ ^)

恩田 聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年4月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。