日本人が死ぬまでにイスラエルに行った方がいいと思う3つの理由

2019年04月10日 06:00

数年前、カンボジアに不動産の視察に行くと日本人に話すと、「地雷に気を付けてね」「ホームレスの子供がたくさんいる国でしょ」といった反応が返ってきました。

現地に行ったことも無いのに、大昔の報道の記憶から勝手にイメージを膨らませてしまう。残念な反応です。

プノンペン の中心部(写真AC:編集部)

現地に行くと、今やプノンペンは日本の地方都市以上に高級車が走り回り、高層のコンドミニアムが次々竣工しています。インターネットで何でも情報が取れるというのは、幻想です。真実は現地に行って自分の目で確かめなければ見えてこないのです。

今回出かけたイスラエル。最初は、親孝行のつもりで、母を連れて弟夫婦の赴任先に連れていくくらいの感覚でした。しかし現地に行くと、日本では見えない現実に圧倒されました。

イスラエルのエルサレムとその周辺では、3つの大きな学びのテーマがあると感じました。

テーマ1. ユダヤ人の迫害とホロコースト

イスラエルにいるユダヤ人には迫害された歴史があります。その中でも良く知られているのは、ナチスによるいわゆるホロコーストでのユダヤ人の大量虐殺です。忘れてはならない忌まわしい人類の汚点です。エルサレムにはヤド・ヴァシェムというホロコースト博物館があります。

ヤド・ヴァシェムの「名前の広間」。ホロコーストの犠牲者たちの名前や写真を連ねた部屋(Wikipediaより:編集部)

広島の原爆資料館に行った時のような、胸が締め付けられる重苦しい気持ちになりましたが、避けてはいけないテーマです。

テーマ2. ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史

エルサレムにいると、異なる宗教の人たちがそれぞれの信仰に沿って生きていることを実感します。ユダヤ教からキリスト教とイスラム教が生まれ、それらの宗教にどんな違いがあるのか次々と疑問が湧いてきます。

イエスキリストにゆかりのあるイスラエルの観光地には、世界中からキリスト教信者が集まり、大きな感動を与えています。宗教に関心の薄い日本人にとっては異質の世界ですが、世界の主要な宗教がナゼこの狭い地域から生まれたのかを考え、その存在意義を考えることには大きな価値があります。

テーマ3. イスラエルによるパレスチナとの紛争と占領

第2次世界大戦後にイスラエルが建国され、パレスチナやアラブの隣国との紛争が続いています。これは過去の出来事ではなく、今も続いているリアルタイムの問題です。

イスラエルはパレスチナとの境界にベルリンの壁のようなコンクリート壁を国境を超えて張り巡らし、アメリカの後ろ盾で、今も領土を不法に侵害しているのです。無邪気で人懐っこいパレスチナの子供たち(写真)を見ていると、この問題をもっと深く理解し、何かをしなければならないという気持ちが高まります。

実はイスラエルでは、今日4月9日が国政選挙です。現首相のネタニヤフ氏が続投すれば、パレスチナに対する強硬路線をさらに加速させる懸念もあります。日本ではほとんど報道されない由々しき問題です。

私を含む日本人の大半は、イスラエルで知るこれらのテーマについては、まったく知識や情報を持っていません。だから、イスラエルに行かずして人生を終えるのは、大きな損失とさえ言えるのです。

直行便もなく、日本からは簡単に行ける国ではありませんが、1人でも多くの人がイスラエルに興味を持ち、私と同じように現地でリアルな現実を知ってもらいたいと思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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内藤 忍
資産デザイン研究所社長

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