食いしん坊なアニサキスに気をつけよう

最近の食中毒原因第1位はアニサキスです。
食中毒はどの種類であっても嫌ですね。私はノロウイルスに過去2回当たったことがあります。その時はとても大変でした。しかし仕事を休むわけにはいきませんので、我慢をしていました。

そんな私でもアニサキスは未経験者です。しかし、アニサキスは私が好きなものばかりに寄生するので本当に不安です。

平成30年のアニサキス食中毒被害件数は468件で、平成29年の被害件数が230件だったので、倍増しているそうです。

アニサキスは主に、魚介類に寄生し、体長は2〜3.5cm、太さが0.3〜0.6mmです。どういった魚介類に寄生するかというと、私の大好きなサバです。他にも、大好きな青魚の代表格、秋刀魚、鯵、鰯。また、そこそこ好きな鮃、鮭、イカ。そして何と言ってもこれからがシーズンで美味しい鰹です。

アニサキスはこれらの魚の内臓に寄生していますが、鮮度が落ちてくると筋肉などの部位にも移動していきます。

刺身等で食べる時に発症することが多いようです。しかし、魚を十分に冷凍・加熱することにより死滅するので、対策が施せます。別の予防法もあります。それは、原始的な方法ですが、目視確認による除去です。先述した通り体調が2~3.5cmくらいあるため、目で発見できない大きさではありません。料理屋さんなどは調理過程に目視で除去しているそうです。また、よく噛んで食べる事で細かくし、アニサキスを傷つける事ができれば弱りますので、食中毒のリスク軽減に繋がります。それはアニサキス対策だけではなく、消化にも良くダイエットにも繋がります。この点については私の著書「忙しい人のための死ぬまで太らないカラダの作り方」にも書いています。

サンマのシーズンになると新鮮な秋刀魚のワタも美味しいので、醤油をかけて食べますが、アニサキスの事を考えると少し怖気付いてしまいます。

まず、これからシーズンを迎える初鰹、私はよく噛んで食べて、アニサキスに当たらないようにしたいと思います。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年4月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。