小池都政、驚愕の人事連発!

川松 真一朗

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

選挙終わって都政に衝撃

さて、昨日、都政報道に衝撃が走りました。

都知事公式Instagramより:編集部

特別秘書に元副知事=小池都知事(時事通信)

「東京都の小池百合子知事は24日、政務担当特別秘書に、元副知事で全国信用保証協会連合会会長の村山寛司氏(68)を充てる方針を固めた。5月下旬にも就任する見通し。村山氏は都財政などに精通し、2010〜12年に副知事を務めた。都議会自民党の重鎮だった内田茂元都議と近いことで知られ、同党との関係修復を図る狙いがあるとの見方もある。 」

そもそも、特別秘書は3月末で退任した野田数氏が東京都水道局の外郭団体である「東京水道サービス(TSS)」社長に就任ということで、これは「天下り」ではないかと指摘されている最中での後任人事発表です。この件については、私は所管の公営企業委員長として、委員から要望がありました野田氏が5月1日付けで社長に就任以降、委員会への招聘という件について鋭意調整中であります。

第一報に腰を抜かす

村山寛司氏(東京信用保証協会サイトより:編集部)

本題に戻しますが、私はこの村山人事を最初に聞いた瞬間は腰を抜かしました。そこには幾つか理由があるのですが、第一にOBと言っても、2012年に副知事を退任しており実に7年も経っていること。小池知事が「新しい都政を」と風を吹かせたわりには、7年前の副知事を要職に据えるのかという驚きです。これから、都庁内の機構改革、特にボトムアップ型の改革を進めたいとしている中で大先輩が空から降ってきたら現役職員はやりづらいだろうなと考えたのです。

次に、あの「百条委員会」を忘れたわけでなかろうという点です。

村山副知事と言えば、石原都政の盛り上がりを幹部職員として支えて、副知事を務められた人物です。2011年3月11日の東日本大震災の際には冷静沈着な現場指揮で首都機能回復に尽力された方です。小池知事がOBから人を呼ぼうと考えたのは分かりますが、よりによって石原時代の人間を呼ぶとは一体どんな思考回路なのかと私自身が悩むわけです。ましてや上記の時事通信記事にもありますよう、小池知事が一番敵対視していた内田茂さんと近い関係です。

都庁舎内は戦々恐々

昨日、この報道出てから都庁舎内はザワザワしています。「いったい誰が画を描いた」「小池知事の引き出しもここまでか」などなどです。小池知事就任から3年弱、これまで無理を通そうとして道理が引っ込み、結局、混乱だけが残っているという都政において、随分前とは言え都政を知っている方が特別秘書に就任されることは都政の正常化へ一歩前進と捉えて「これはこれで良かった」という声もあります。

最近のオリンピック・パラリンピック特別委員会での議論など、質問するという事を目標にしているのか、聞かなくてもよいような事に質問時間を費やす議員も見受けられます。こういう人たちに村山特別秘書がしっかりとレクチャーして下されるかもしれません。

小池都知事ファンからは今でもTwitterなどでは「アンチ小池」としての私に色々な意見が届きます。しかしながら、私は終始一貫とし「小池知事といたずらに喧嘩はしない」と言っています。勝者である小池知事が素直にならないと、議会では自民党が正論で押し通さざるを得ないのです。そういう意味では、幹部級職員人事でも徐々に現実路線になっているなと感じている一方で、一度、外に飛ばされた形になっていた職員が返り咲いたりしています。

いずれにしても、2019年ラグビーワールドカップは開幕目前、2020大会も目の前です。オール東京として東京中が一つにならなくてはいけません。

そうですね?小池知事。

川松 真一朗  東京都議会議員(墨田区選出、自由民主党)
1980年生まれ。墨田区立両国小中、都立両国高、日本大学を経てテレビ朝日にアナウンサーとして入社。スポーツ番組等を担当。2011年、テレビ朝日を退社し、2013年都議選で初当選(現在2期目)。オフィシャルサイトTwitter「@kawamatsushin16」