データシティの鍵となるLODと非識別加工情報

伊藤 陽平

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

令和になりました。
昨日(5月1日)から、新たな任期もはじまりました。平成以上にテクノロジーが急速に発展することで社会課題を解決できる新たな時代になることを期待しています。

きなこもち/写真AC:編集部

ゴールデンウィークはひたすら技術書を読んでインプットしています。
機械学習まわりのプログラミングと数学に慣れることを目指しています。6月以降は民間で機械学習に取り組む企業に入り、横断しながらの活動も予定しています。1期目以上に、ICT政策に大きなインパクトを与えられるよう努めます。

機械学習のインプットを進めながら感じたことは、データが重要であることです。さらに任期中、基礎自治体の動きも関わることになります。

それが、オープンデータと非識別加工情報です。オープンデータについては、1期目の任期中から運用がスタートしました。

新宿区オープンデータポータル:新宿区

データセットの数も増えています。
また、新宿区では、「LOD(Linked Open Data)」として公開されています。
これまでのHTML・ハイパーリンクから発展し、データが意味を持ち、新たなインターネット空間が創出されはじめています。Webの未来についても研究を進めます。アプリケーション開発や機械学習への利用など、ニーズの調査へさらに力を入れます。

他にも「非識別加工情報」に取り組みます。
個人情報を復元できない形へと加工し、企業で活用する取り組みです。実証実験に取り組まれている、茨城県つくば市へ訪問させていただきました。データの突合や管理のあり方など懸念点もありますが、技術的な側面や想定されるリスク分析を重視しながら、適切な運用方法を確立します。

自治体において、データの重要度はより一層増します。人工知能やオープンデータ等については、国でも議論が行われています。しかし、スピーディに動ける地方から発展することになるでしょう。

特に新宿区では、基礎的な環境整備を進めていただき、将来的な可能性を感じています。LODや非識別加工情報については、アプリケーション開発や機械学習で手を動かしながら、方向性を検討します。

また、プライベートでは、毎月データシティ勉強会を実施しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

それでは本日はこの辺で。

伊藤 陽平   新宿区議会議員

立教大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。2015年新宿区議選で初当選。公式サイト。ツイッター「@itoyohei_tw