仕事が速い人とは「仕事を手放している人」のことである!

2019年05月14日 06:00

Photos by K.Bito

「がんばっているのに仕事が終わらない」という人はたくさんいる。仕事を効率化・高速化するノウハウは世にあふれているが、ノウハウを取り入れるだけではあまり変わらない。「その仕事は本当にやらなければいけないのか」という前提から疑う必要がある。

今回は、『1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術』(山本憲明【著】、フォレスト出版)を紹介したい。山本さんは、「仕事が速い人」ほど、仕事をどんどん捨てていると指摘する。どのようなことなのか解説しよう。

(山本さん)「皆さんは『仕事が速い人』について、どのようなイメージをお持ちですか?『膨大なタスクをすごいスピードでこなしていく』というイメージをお持ちの方が多いかと思います。すごいスピードで仕事をこなしている人には、さらに多くの仕事が降りかかってくるものです」

(同)「そうするとその増えた仕事を、またスピードを上げてこなさなければならず……ということが続いて、いつかパンクしてしまいます。仕事が忙しくなって体調を壊してしまう人の中には、このようなパターンが多いかもしれません」

山本さんは、「仕事が速い人」は、適度に仕事を手放していると指摘する。どのようなことだろうか?次を読んでもらいたい。

(山本さん)「必要のない仕事だと判断したら、どんどん捨てていきます。世の中にはムダな仕事が多いのは事実です。会議1つとっても、間話を聞いているだけということもざらです。実質3人で済むような会議に、何人も出席していることもあります」

(同)「昔からやってきたやり方を、つづけている職場もたくさんあります。エクセルで計算できるのにもかかわらず、わざわざ手計算をしているといったケースです」

仕事を手放すことができたら、得意なことや好きなこと、あるいは自分にしかできないような仕事に集中できる。そうすれば、少ない時間で成果を出せるようになる。しかし、その状態にたどり着くには、考え方とやり方を変えなくてはいけない。

精査すれば、「どうしてもやらなくてはいけない」「やらないと困る仕事」が浮き彫りになる。そうした仕事はやることにして、それ以外の仕事は、そのまま手放せばいい。まずは覚えておきたい。「やらなくてはならない」仕事の大半は捨てても問題ない。

明日から、嫌な上司、嫌なクライアントから仕事を頼まれたらぜひ試してみよう。ですが、どのような結果になっても、自己責任にてお願いします!

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※12冊目となる『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)を上梓しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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