悪徳保険営業に気をつけろ!生保のブラックすぎる実態

2019年05月19日 06:00

Photos by K.Bito

生保は難しい。知識が無いとかなり手強い相手もいる。本体が軽自動車、オプションがベンツのような人をたまに見かける。だったら最初からベンツを買ったほうがいいではないか。

今回は、『私たちが保険営業を嫌うワケ~だから保険屋さんがイヤなんです~』(ファストブック)を紹介したい。。著者は、ファイナンシャルプランナーの下澤純子さん。

悪徳保険営業に気をつけろ

先日、下澤さんの事務所に面談依頼があった。「いま、うちは生命の旦那が死んだら月に20万円下りる保険に加入している。でも、それ以外、よく分かってないから見てほしい」。このような流れから保険相談に移行したそうだ。

(下澤さん)「まず、『旦那が死んだら月に20万下りる保険』と、ここまではっきり覚えているケースはまれです。保険証券を確認したところ、月に20万ではなく10万と記載されていました。商品は、収入保障保険という定期保険でした。『いや、20万のはず・・・』でも現実は10万でした。詳しい人なら簡単に見抜くことができたでしょう」

(同)「10万にしては高すぎる保険料だったのです。保険料の半分を投資で貯金する形になっていて、保障が60歳で終わるときに投資で貯めたお金で終身保険を買いましょうという保障内容でした。投資が上手くいっていなければ、当然お金は貯まりません。これは保険ではなく投資だったのです。」

保険内容も理解できていないから、下澤さんは次のようなアドバイスをした。

(下澤さん)「加入から7年経ったいま、10万でなく、他の20万下りる保険に見直しても、安くなることがわかりました。他の保険が成立し、いまの保険の解約処理をすすめていたところ、投資で貯金されている部分の解約返戻金の話は一切ありません。どこに投資したら、解約返戻金がゼロになるというのでしょうか?」

(同)「こうなってしまった原因は、担当者が、虚偽の説明をし、また、投資に関しても十分な説明をせず、自分にとって手数料の高い商品を売った可能性が高いということです。この担当者は、契約後、一度もお客様に連絡をしていませんでした」

営業の実態を理解しよう

とにかくノルマクリアが最優先になってしまい、バレればこの業界にいられなくなる事案が少なくないようである。営業は、表面上、白板上だけの数字がほしいと思わないこと。

本書は、生保業界を知り尽くした下澤さんが語る実践書である。過酷な営業ノルマで厳しいとも言われる保険営業の“選ばれるヒント”が見つかるかもしれない。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※12冊目となる『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)を上梓しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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