シンガポール視察報告④ 文化の違いは食に現れる

こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)おくざわ高広です。

今日はシンガポール視察報告の番外編のような形で、現地で感じたことを徒然なるままに書いてみようと思います。

まずは食に関して。初日の昼は屋台村のようなところでチキンライスやもやし炒め、サトウキビジュースをいただきました。とっても美味しくいただきました!

が、それよりも驚いたのは屋台村の格付けがA〜Cでされて、店頭に貼り出されていること。味ではなく、衛生面や食材の安全性の格付けです。もちろん、この場所で営業しているお店は全て基準を満たして許可を得て営業しているのですが、当然ながら、その先の努力はマチマチです。基準ギリギリだけど価格安めのお店もあれば、価格高めだけど安全ですというお店もあります。

それを見える化しておくので、あとはお客さんが選んでくださいね、というわけです。すると、自然と繁盛する店としない店が出てきて、自然淘汰されていくという仕組み。日本のように、全てを行政側が厳しく締め付けるのではなく、最後は市場原理に任せる、そのための仕掛けは行政側がするという形です。

翌日の昼は、大規模なスタートアップ(起業)施設の中にある食堂のような場所で。

スタートアップ施設だけあって、若者がたくさんいて活気にあふれています。人種も多様で食事の内容も多岐に渡るものでした。

夜はバーに様変わりして、これまた熱い若者たちの語り場になるとのこと。次に行く時は是非夜行きたいなと思うところです。

食事をご一緒した日本人起業家のあきらさんからは、
日本はあまりにも閉鎖的なビジネス環境で、単一文化を求めたがるからイノベーションが生まれにくい。でも、食に関しては寛容なんだよね。世界各国のあらゆる食があるし、食文化をmixさせて新しい食を生み出す柔らかさを持ってる。日本のダイバーシティを進める鍵は食にあると思うんだよね。
なるほど〜。興味深い指摘、ありがとうございます!

さて、夜は、クラークキーという倉庫街を飲食店街に再整備した場所でホッと一息。

日本でも、いくつかの事例がありますが、オープンな雰囲気で会話も弾みます。汗ばむくらいの天気の中で、風を感じながら飲むビールはなんでこんなに美味しいのでしょうか。お昼に行った屋台村もそうですが、屋根があるので雨の心配をしなくていいのは嬉しいですね。スコールの多いシンガポールならではなのかもしれませんが、日本にも必要ですね。アーケードの下にある商店街などで夜はお店の外に椅子とテーブル出してきてバーに様変わり、なんて場所があれば絶対行きますね、私は。

串カツ田中が出店していました。

スコールにも遭遇。雨粒が大きい…

観光地でもあり超富裕層の住むセントーザ島もぐるっと見せてもらいました。軽い気持ちで一軒おいくら?と聞いたら、
ざっと18億くらいかな。
そうですかぁ。えっ、18億⁉️

うーん、想像が及ばない世界を目の当たりにした感じ…

個人所有のクルーザーがズラーっと。

それから、まち全体にメッセージがデザインされていることも刺激を受けたことの1つ。たとえば、2日目に伺ったスタートアップ施設の中の写真ですが、こちらは何に見えますか?

正解は、空港の滑走路✈️
ここから世界へ飛び出してほしいという願いが込められているとか。

無所属東京みらいも大きく羽ばたいていけるように、引き続き、世界を広げていきたいと思います‼️

もりさわ恭子Official Blog 「いつも心に太陽を」にも報告がありますので、あわせてご覧ください。


編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2019年5月23日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログ『「聴く」から始まる「東京大改革」』をご覧ください。