F35より福祉「有能とは言えない作家」青木俊さんの平和病

2019年05月30日 06:00

さっぱりわからない

さっぱりわからないのは、青木俊さんが有能な作家ではないからでしょう。換言すれば「無能」な作家だからです。

具体的な戦闘機の削減や調達に関して議論する必要はなく、ただ戦闘機買うな、福祉に回せ、と鉦や太鼓叩いて騒げば戦闘機の調達がなくなり、福祉に金が回ると信じているらしい。

それが情緒や願望を強く願えば、それが叶うと信じるのはカルト宗教です。

この人は元テレビ屋さんで報道の出身で外国支局も長くいたようです。この程度でテレビ東京では報道部が務まるらしいです。ぼくが記者クラブを批判したから脊髄反射的に悪口を言ったのでしょうか。

そうであれば随分と器の小さい人です。
それも生意気盛りの若造ならともかく、ぼくよりも年長の分別盛り(のはず)のいい歳したおっさんです。

それを指摘すると人様を異常者扱いです。
まるで中学生のものいいです。

国際報道の「専門家」であるはずの青木俊さんはFX選定時、あるいはそれ以後に戦闘機調達についてどのような発言をなさっていたのでしょうか。単に空自のF-35が墜落したので、騒いでいるだけではないですか。

ぼくはF-35Aの導入には反対でした。導入が決定した後も、FACO生産ではなく、コスト低減のために輸入による調達を主張してきました。そして今年度からF-35Aの調達は輸入に切り替わりました。

陸自の個人衛生キットもぼくが執拗に会見で質問して、それがきっかけとなって補正予算がついて、改善がなされました。ぼくは内外での地道な調査報道を通じて、防衛政策に対して微力ながらも影響を与えています。

対して青木俊さんはどうなのでしょう。テレビ東京時代の仕事で何か防衛政策に影響を与えたことがあるのでしょうか。

ぼくが調査報道する代わりに鉦や太鼓叩いて騒いでいたら、なにか防衛政策や調達が変わるでしょうか?
そんなことはないでしょう。

戦闘機の調達に関しても、その予算を削減するならば福祉に回せと騒いでも何も変わりません。

そもそもの戦闘機の調達政策、調達方法が適正か否か、どの機種を選定すべきか、戦闘機の機数を減らして、AWACSや給油機などの増やすほうがいいのではないか、機数を増やすよりもパイロットを増やすべきではないのか。F-35の稼働率はどうなのか、といった具体的な議論をしなければ現実は変わりません。

それをしなかったのは青木俊さんの古巣である、テレビ東京はじめ、記者クラブメディアが仕事をさぼっていたからでしょう。あるいは当局となれ合ってまともな報道ししてこなかったからです。無論青木俊さんもその共犯者です。

そもそも青木俊さん含めて、F-35はいらない、その金があれば福祉にという人たちの主張があまりにも不明瞭です。

F-35が全くいらないのか、機数を減らせというのか。F-16などももっと安い機体を導入しろというか。

そもそも戦闘機がいらないのか、わかりません。

戦闘機がいらないにしても、代わりに地対空ミサイルを増やすなり他の手段をとれというのか、
防衛費自体が不要だというのか皆目わかりません。

F-35いらない、福祉をというのでは、赤ん坊が泣き喚くのと同じです。おっぱいが欲しいのか、うんこを漏らしたのか察してほしくて泣くのと同じです。還暦近いいい歳のおっさんのやることではありません。

仮に防衛費はいらないから、戦闘機買う金を福祉にまわせというのであれば。
それは国防を放棄することです。国家の独立、主権の維持は権利、でもありますが義務でもあります。
例えば主権が維持できなければ、中国軍が我が国に土足で入り込んで、自国の政治犯をとらえに来るようなことも起こります。それを止められない。

軍事力は必要ないのだ、外交や話し合いで分かり合える、世に悪人はいないのだということであれば、国内も同じで、警察も司法もいりませんし、家の鍵すらいらなくなるでしょう。その金を福祉に回せばいい。

前から申し上げておりますが防衛費は保険料と同じです。同じ内容ならば安いほうがいい。

どのようにして最小限のコストで防衛力を整備して、抑止力を維持できるかという議論なくして、防衛費の削減など夢のまた夢です。政府が防衛費を増やそうというのであれば、具体的な反論や対案がなければそれを防止することは不可能です。

特に「戦闘機いらない、福祉に回せ」ではだれも説得できません。それはある種公の場で自慰行為をすることです。

こんな軍事音痴、政治音痴な作家がこんな本を書いています。このツイートみるだけでも、読む価値がないのがわかるでしょう。こういっては何ですが童貞の坊やが妄想で熟女ものの官能小説書くようなものです。

■本日の市ヶ谷の噂■
前防衛大綱及び現防衛大綱で戦車・火砲削減を謳いながらその達成期日を定められないのは、内局がクーデターでも起こしかねない勢いの陸幕のわがままを抑えらなかったための玉虫色の決断で、文民統制不能との噂。


編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2019年5月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
清谷 信一
軍事ジャーナリスト、作家

関連記事

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑