吉野家の200倍でも「TAKAZAWA」の予約が取れない理由

インナーサークル資産設計実践会のメンバーとスタッフで赤坂にあるレストランTAKAZAWAに行ってきました(写真)。

オーナーの高澤さん(写真中央)とは、資産設計実践会を通じて知り合い、今回無理を言ってお昼に貸切でお店を特別にオープンしてもらい、3時間を超える「TAKAZAWA ワールド」を満喫しました。価格もそれなりで、吉野家の牛丼並の何と200倍(!)でした。つまり、2回行けば吉牛がランチで1年間食べられる価格ということになります。

そこまでの価格にも関わらず、予約が取れないお店として君臨し、海外のセレブがプライベートジェットでやってくるという理由は、やはり「価値>価格」と納得するからです。

このレベルの料理を食べる人たちは、納得さえすればおカネに糸目をつけない人たちです。世界でここにしかいない最高水準の料理があると聞けば、時間とお金をかけることに抵抗はありません。その代り、求める水準は高く、気に入らないことが一つでもあれば、リピートはありません。

毎日、アスリートにとっての試合当日のような緊張感で、真剣勝負しているのです。

この日のお料理も、開店当初からの看板メニュの「口の中で作るラタトゥイユ」に始まり、パフェ仕立てのカプレーゼ、毛蟹のティラミス、炭火焼きにみえるカツオなど驚きの演出が続きました。それぞれに、合わせたアルコールがグラスで出され、隙がまったくありません。

最後に出されたキャビア、黒トリュフのアイスクリームには、1gが100円という高級な荒井オリーブを贅沢に使い、最初から最後まで完璧な食の流れを作り出していました。

これはお料理というより、アートの世界に近いのではないかと思いました。しかも、見た目だけではなく、味も満足できなければ、これだけの高い評価も得られません。

ワインにせよ、アンティークコインにせよ、現代アートにせよ、数が限られ「希少性」のあるものは、価格が急騰しても買い手がいます。

TAKAZAWAのお料理もここでしか食べられないという希少性があります。しかも席数も限られています。唯一無二の体験ができる場所として、その価値が一層高まっているのだと思いました。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。