出産率が倍増した妊活の切り札とは?

2019年07月18日 06:00

Photos by K.Bito

血液がサラサラになる。中性脂肪をおさえ、痩せられる!と、いま大注目なのがオメガ3オイル。主にサバなどの青魚から摂取できるため、サバ缶はいま品薄状態の大ブーム。そんなオメガ3オイルの更なる効能が明らかになった。

今回は『最強の妊活!』(小学館)を紹介したい。著者は、オメガ/さと子さん。オメガ3オイル啓蒙家、オメガオイル料理研究家として、1人でも多くの方の「健康寿命を延ばす」ことを志し活動中。監修は、守口/徹さん。麻布大学生命・環境科学部教授。オメガ脂肪酸の有用性を広めるべく20年以上にわたって研究する第一人者。

あなたは、不妊治療・不妊検査の実態をご存知だろうか?「健康な自然妊娠、出産は、もはや当たり前ではない時代になっている」といわれている。日本のカップルは、「6組に1組は何らかの不妊治療をしたことがある」という調査結果も存在する(国立社会保障·人口問題研究所の2015年調査)

2017年は、出生数94万6065人 合計特殊出生率(一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均)は、1.43人。2005年に1.26と過去最低を記録してから現在まで、微増傾向にはあるものの、なお楽観できない状況が続いています。体外受精の実施例も増加の一途をたどり妊娠実績は最下位 (国際生殖補助医療監視委員会)

「この出生率の低さは、晩婚化·晩産化が背景にあるといわれていますが、さらに突き詰めると、そもそも『妊娠するための母体が弱くなってきている』という事実がわかってきました。医療技術の進化による新生児の生存率自体は上がっているものの、母体が弱くなっているのです」(オメガ/さと子さん)

「自然妊娠が叶わない場合、人工授精や体外受精などの不妊治療に踏みきることになります。しかし、不妊治療は喜額な費用がかかることが多く、共働きの夫婦の場合、世帯収入によっては『不妊治療助成金対象外』となってしまう可能性があります」(同)

参考までに、不妊治療助成金とは、初回最大30万、以降最大20万円助成する制度(東京都の場合)のこと。東京都では、高額な医療費がかかる体外受精·顕微授精に要する費用の一部を助成する「東京都特定不妊治療に係る医療費助成」という制度がある。しかし、夫婦の世帯収入が905万円未満が条件となる。

妊活を取り巻く実態があきらかになってきた。本書では、オメガ3オイルがもたらす妊活への効果、正しい実践方法を、マンガとイラストでわかりやすく解説している。「オメガ3オイル」の摂取量が、妊娠率、出産率に影響を及ぼすことを解説した興味深い一冊である。

[本書の評価]★★★(71点)
評価のレべリング】※標準点(合格点)を60点に設定。
★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90点~100点
★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満
★★★  「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満
★★   「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満
★    「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
星無し  「レベル0!読むに値しない本」50点未満

尾藤 克之(コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員)
14冊目となる著書『3行で人を動かす文章術』(WAVE出版)を上梓しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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