人権:中チャン。参議院議員選挙スペシャル

2019年07月17日 16:00

中チャン。
参議院議員選挙スペシャル13日目は人権です。

まず、日本人にとって最たる人権侵害は北朝鮮による拉致問題です。
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者883人(政府 拉致問題対策本部 HPより
外国勢力によって日本人が拉致されるということは決して許されることではありませんし、情けないことでもあります。
今後、日本だけでなく、アメリカをはじめとした国々と北朝鮮に対する圧力をかけつつ、交渉を加速化していく必要があります。

中国による日本人の不当逮捕問題もあります。
中国においては中国と日本で揉め事があると日本人が逮捕されます。2015年以降スパイ行為を疑われ日本人が続々と拘束されました。そして、今年5月にも中国の国家機密を窃取し国外に違法に提供した罪を適用し懲役15年と10万元(約160万円)の個人財産没収の実刑判決が出るなどの問題もあります。このような状況下においては怖くて中国に行くことすらできません。こうした中国の日本人に対する人権侵害がある以上、中国国内の人権問題についても国際社会で取り上げる必要があります。

中国国内のチベット自治区や新疆ウイグル自治区では、中国当局の弾圧によって多くの人々が命を落としています。共産主義の思想に相容れないとの理由で、仏教のチベット自治区においては、1949年から79年までの30年間で約120万人(人口の20%)が命を落としています。イスラム教を宗教とするウィグル自治区においても弾圧により大勢の方々の命が失われています。中国自体が人権がない国であるとすると、日本人の人権も当然侵害されます。さらに人権がない国と、人権がしっかりした国とでは民間の競争もまともに成立しません。

日本国内に目を転じると、特にこの5年、10年で児童虐待が増えています。

※厚生労働省 全国の児童相談所における児童虐待相談の対応件数及び虐待による死亡事例数の推移より

※厚生労働省 全国の児童相談所における児童虐待相談の対応件数及び虐待による死亡事例数の推移より

早期把握により件数が増えていることもありますが、深刻な状況です。児童相談所の職員の増員や施設の充実を行うことに対し、否定はしませんが、それらはあくまで児童虐待が起きた時の対応に他なりません。こうした悲惨な児童虐待が起こらないようにするためには、望まない子供が増えないようにし、一度生まれた子供を大切に育てていくことが当然重要になります。秋田県の性教育プロジェクト委員会の大きな成果は大変参考になりますし、全国で推進していく必要があると思います。

そうした教育の中には、全ての妊娠を把握できるようにしていくということも盛り込むべきです。また、望まない子供が生まれたり、生まれた子供を育てられない親のため、平成19年に熊本市に設立された赤ちゃんポストの取り組みも重要です。

こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)受入人数推移

 ※2007年5月10日運用開始から2018年度末までの累計は144人

※2007年5月10日運用開始から2018年度末までの累計は144人

生まれてきた子供と子供が欲しい人とのマッチングをしていくことは国を挙げて取り組むべきです。

障害者の雇用についても人権として取り上げたいと思います。
昨年、障害者雇用を国の機関の8割が水増ししていることが判明しました。これは障害者がの働く権利を侵害しているという人権問題だと思います。障害者福祉を所管している厚生労働省までが水増しをしていたということですから、本当にこれは深刻です。今後の人口減少社会の中で、障害者とともに社会の担い手になっていき、障害者雇用を促進していく必要があります。そのために社会全体で障害者が就労する場を増やしていくべきです。そして障害者が労働力として必要である職場を増やしていく必要があります。

私はLGBTについての婚姻には慎重ですが、日常生活の中で支障がないようにしていくことが必要であると考えています。例えばパートナーの入院や死亡時に、家族同様の対応ができるようにパートナー届けができるようにする。尊厳死については私は認めていくべきだと思いますが、そのための議論をしていかなければなりません。尊厳死については、フランスやドイツ、デンマークなどにも法律がありますし、アメリカは州ごとに法律があります。

私は自らの死を自らが選択していく尊厳死についても議論を進めたいと思います。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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