各党は次期衆院選へそれだけの人材を確保できるのか

N国党が、次の衆議院選挙ではすべての小選挙区に候補者を擁立するようだ。

金に糸目は付けないようだが、さて、それだけの候補者を獲得出来るか。

政見放送にさえ出てくれればいい、ということだったら案外集まるのかも知れないが、れっきとした国政政党がそれでいいはずがない。

それなりの人材を擁立出来ればN国党を見直す人も出てくるだろうが、お騒がせ人間ばかり集めたのでは、ユーチューブの再生回数は増えるだろうが、がっかりする人も増えるだろう。

上杉隆氏の選挙戦略に注目している。

左から立花氏(AbemaPrime)、玉木氏(国民民主党サイト)、枝野氏(立憲民主党サイト)、松井氏(編集部撮影)、山本氏(FB)

N国党が全選挙区に候補者を擁立するようであれば、れいわも独自候補の擁立に走るはずだ。
れいわにはユーチューブ再生による収入はなさそうだから、N国党ほどには候補者の擁立は出来ないだろうが、100人ぐらいの候補者は立てることが出来るかも知れない。

維新も100人くらいの候補者は擁立したいはずである。

立憲民主党や国民民主党は現状維持が究極の目標のようだから、新人候補者の擁立はなかなか進まないだろうが、それでも〆て100人ぐらいの新人候補者の擁立くらいは検討するかも知れない。

ちなみに、自民党は膨らみに膨らみ過ぎてしまっているから、現状維持が精一杯でよほどのことがないと新人候補者の擁立は出来ないと考えておいた方がよさそうである。

泡沫になってしまうか分からないが、今度の衆議院選挙は新人候補者で花盛りになりそうだ。

無党派層、浮動票が有権者の大半になりつつあるから、成り行き次第でどうなるか分からない。
新人候補者にとっては、案外チャンスになりそうである。

そういう方々のために、さわやかサロンを用意しておく。

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損はないはずである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。