「忙しい現代」を忍耐強く生きることには価値がある

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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現代社会は本当に忙しいです。私も毎日、朝起きた瞬間から、夜布団に入って寝るまでまるで台風の中を歩いているかのように、猛烈に行動につぐ行動を積み上げている感覚があります。

acworks/写真AC(編集部)

昔は時間がかかっていたことも、今はインスタントに済むことばかりだという実感があります。本が欲しければ、Kindleで文字通り数秒後には読み始めることが出来ます。部屋の掃除は、自分で掃除機を使っていたものから、ルンバのスイッチを入れることで1秒で終わります。

今回は忙しい現代を、忍耐強く生きる価値についてお話をします。Twitterでもつぶやきました。

現代人は待てない

世の中はドンドン、待つことから開放されています。相手に連絡を取りたければ、起動しているビジネスチャットやメールで即連絡が取れます。相手が読んだかどうかもその場で確認が出来ます。ほしい資料はPDF添付ですぐ受け取れます。食事はファーストフードでありながら、なかなかおいしい食事を取ることが出来ます。インターネットも、昔はテレホタイムと呼ばれる「23時から定額使い放題」を待って一斉にみんなが使用していたのですが、今では常時接続が当たり前です。

現代人は「待つ」ということから開放されています。自ら「待つ」ことをするのは、ある種の嗜好性を伴います。人気のテーマパークに行きたいなら、混雑緩和を待たずに待ってでも行きます。コンビニ弁当なら待たずに済むけど、おいしいものが食べたいからと人気店で行列に加わります。ですので、待ってでも手に入れるというのは、贅沢になっているのです。

このような環境に置かれた現代人は、忍耐強く待つことが出来ない人がほとんどなのです。

ビジネスや投資は「忍耐」が必要

ビジネスや投資は忍耐が必要です。

私はネットショップや、英語のeラーニングビジネス、ジャーナリストや講演の仕事をしています。どれもお客様を集めて、収益をもたらしてくれるようになるまで、忍耐に次ぐ忍耐を余儀なくされてきました。

このブログも、英語ブログも人が集まるまでには、かなりの時間を要したものです。サイトを作っても、今ほど人はおらず毎日頑張って記事を更新しても「こんなことをして意味があるんだろうか」となかなか出ない成果にやきもきしたことを今でも覚えています。

もちろん、広告などお金を出して時間を買うという行為もあります。最近では、私は広告を使ったビジネスも着手し、広告の即時効果性に驚いています。が、それでも、広告を出してでもやはり大きな成果を出すには時間はかかります。人が自分のビジネスを認知し、接触回数を重ね、信用を醸成するには時間がかかるからです。

投資も同じです。投資している株や不動産が価値を帯びて、持っている金融銘柄や不動産物件が社会的な価値を会社の成長や、知名度の確立を得るための時間がかかります。

成功したければ忍耐力をつけよう

ビジネスや投資の失敗は、忍耐の欠如だと思っています。

私自身も、行動力はそれなりにあると自認していますが、要領がとても悪い部分があったので、成果が出るまでかなりのムダを重ねてしまい、結果的に時間がかかったと感じています。でも、途中で忍耐に負けて諦めていたら今の自分はありません。

私だけでなくお付き合いをしている億を稼ぐ社長や、投資家はみんな驚くほどの忍耐力を見せてくれます。売れない冬の時期をじっと耐え忍び、あれこれと一つずつ施策を試しながらアップデートを重ねていき、そして今は大きく花開いて成功しています。

私は成功するための最強の方法は、「忍耐力」だと思っています。自分が信じて進んだ道なら、諦めずにとにかく猛進し続けるのです。ときには、どうしようもない間違った手法に手を染めてしまう瞬間はあるでしょうが、それでも継続していれば途中で誤りに気づいて、正しい道を歩み始めます。そして最後には「成功」という果実を手にすることができるのです。

成功したければ忙しくて待てない現代社会において、忍耐力をつけることです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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