迫る未曾有の大型台風。「和歌山モデル」の倒木対策導入を急げ!

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

国会日程も本格化してきましたが、未曾有の台風が日本列島に迫っています。

関連して、先週の特別委質疑で触れた倒木対策「和歌山モデル」について、ブログでも詳述しておきたいと思います。

千葉県を中心とする台風被害においては、長期間に渡る停電が大きな問題になりました。

その原因の一つが「倒木」です。

単に予想以上の倒木が発生したのみならず、倒れた木が県道にあったのか、市道にあったのか、電柱や電線に架かるものだったのか。区分や持ち主の違いで対応が異なり、撤去に時間を要したと言われています。

そこで和歌山県では、昨年9月の台風により多数の倒木や電柱倒壊の被害を受け、復旧に多大なる時間を要したことから、本年4月に

災害時における停電・通信障害の早期復旧に係る協定

を関西電力およびNTT西日本とそれぞれ締結しています。持ち主の区分にかかわらず、行政(県)が倒木等の障害物撤去を支援できる仕組みです。

こうした協定があれば、主たる作業者や区分を考慮する手間を大幅に削減することができ、復旧速度が加速することが見込まれます。

この「和歌山モデル」協定を全国の自治体に水平展開させる取り組みを、国としても後押しすべきだと特別委で提案させていただき、経産省から極めて前向きな答弁をいただいたところです。

今週末の台風には、残念ながら協定を間に合わせることは困難ですが…こうした仕組みづくりが加速するよう、私も引き続き国・地方自治体に働きかけていきたいと思います。

11日の予算委員会には、馬場伸幸幹事長が登壇します。

ぜひ国会論戦にも、引き続きご注目くださいませ。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年10月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。