今週のつぶやき:菅原経産相の任命責任

2019年10月26日 14:00

千葉から東北にかけて再び大雨で河川氾濫も各所で発生しているようでお住まいの方にとってはやりきれないお気持ちだろうと思います。心よりお見舞い申し上げます。復興については政府を中心として真剣に考えるべきでしょう。温暖化が理由で東日本への影響が高まっているように思えますが、防災の弱点エリアは相当ありそうです。個人的にはかつて洪水だらけだった利根川系河川は強化すべきと思います。また東北にかけて地形的特性で川が氾濫しやすいこともあるのかもしれません。(山から太平洋に急に注ぎ込むという意味です。)早めの対策が待たれます。

では今週のつぶやきです。

元気な株式市場はいつまで

10月17日付ブログで株式市場について「日本の株式市場は基本的にはプラスだと考えています」「下を向く必要はないと個人的には思います」と書かせていただきました。今週は5日間の立ち合いはすべてプラスとなっています。ニューヨークが今週は比較的「ヨコヨコ」の動きに対して東京市場はしっかりしているように見えます。特に日経平均の計算上、影響力があるソフトバンクGの株価が冴えないことを考えればかなり強いと感じています。

個人的にはこの基調はもう少し続くのではないかとみています。7-9月の決算開示が始まりましたが、先行するアメリカの企業は事前予想を上回るところが7-8割になっており、安心感を誘っていることもあります。一方、高い成長期待で買われていた銘柄、例えばBeyond Meatなどは高騰前の株価に戻ってしまい投資家がより現実を直視するスタンスに変ってきているように見えます。

日本も新興市場より東証一部が堅調なのもそのあたりの変化ということでしょう。もちろん、間接的にはソフトバンクのウィワークへの投資失敗が大きいとみています。この問題は以前から申し上げたように「成長企業の青田刈り」を進めていた同社が生み出したバブルであり、それが急速に収縮していると申し上げておきます。ただ、全面的なバブル崩壊のような連鎖反応はないとみています。

菅原経産相の任命責任

今回の内閣組閣の際、菅原氏を経産省という要職の大臣に据えたことに大丈夫かという危惧を持っていました。それは菅原氏が「疑惑のデパート」だということは比較的知れていた話で週刊誌や野党の格好の餌食になることは見えていたからです。そして決定的瞬間を文春に握られたわけです。

菅原氏が任命された頃、韓国では曹国(チョ グク)氏も疑惑の中、法務大臣の任を受けましたがほとんど仕事もできないまま辞任に追い込まれました。個人的には非常に似たケースだったと思っています。

政府インターネットテレビより:編集部

菅原氏の場合、菅官房長官の押しだった点において菅氏にかけた迷惑以上に菅氏のポジションに微妙な影響が出てこないか見ておく必要はありそうです。安倍首相は菅氏には一歩譲るところがあるようですから菅氏のかなりの押しで経産大臣という「A級大臣ポスト」を用意いただいたという内部の力学にどのような変化が出るのか、注目です。

東京モーターショー開幕だけど…

2年に一度の東京モーターショーが始まったのですが、メディアのカバーが異様に少ない気がします。自動車専門系はともかく、一般メディアにほとんどニュースが出ないのはめぼしいものがないということを如実に表しているように感じます。

もちろんクルマ好きにはたまらない点もあるのだと思いますが、最近何度かモーターショーをみて感じたのは「結局どれも同じような車」で差別化が難しく、驚きをもって接することが少ない点でしょうか?また車がよりエレクトロニクス化している点で世界各地で開催されるモーターショーより毎年1月にアメリカ、ラスベガスで開催される国際家電見本市での自動車の進化を見る方がはるかに期待感と驚きがあります。

もう一つは車の進化する方向がつながり(C)、自動化し(A)、シェアし(S)、EV化する(E)というCASEの方向にあることはある程度興味ある人は理解しています。人々のマインドにはそこにどれだけ近づいたかという開発競争の大きな枠組みが既知感としてあるため、より評論家的な形になるのかもしれません。つまりワクワクドキドキがないのです。そういう意味でも豊田社長の焦りはとても理解できます。人々は何に夢を抱くようになるのでしょうか?

後記

即位の礼が終わりました。その前まではラグビーの日本チームの活躍がありました。今年は5月の皇位継承の儀式と10連休もあり、イベントがてんこ盛りになっています。そして、その有終の美がオリンピックとなるのでしょうか?世界を見渡してもこれほどいろいろある国はありません。これは誇りにしてよいでしょう。同じ成熟した国家において欧米とアジアの融合という点を含め、日本の立ち位置がより国際化し、リーダーとして君臨してもらいたいと思います。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2019年10月26日の記事より転載させていただきました。

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