「身の丈発言」謝罪:高2だけじゃない!既にタイムリミット受験改革

2019年10月29日 14:00

萩生田大臣の「身の丈」発言が大炎上し、謝罪に追い込まれましたが、そもそもこれまでも何度も議論されてきたことは「親の財力で、子供の才能を潰すな!」
ってことだったと思うんですよね。

NHKニュースより:編集部

教育は等しく受けられることが理想であり、親が貧乏だと大学に行かれないとか、医学部に入れるくらい実力があるのにあきらめるとか、音楽や美術の才能があるのに、美大や音大は学費が高くて行かれない・・・とかですね、そういうことってやはり国全体の利益を考えても損失ですよね。

だからもう現在が身の丈にあった受験しか出来ていない訳で、完全な平等なんて無理にしても、それをなんとか改善していくのが政治の役割じゃないの?って思うのに、今回の「身の丈」発言・・・政治家がそれ言っちゃあお終いでしょ。
受験生を傷つけたと、謝っていらしたけど、いやいや傷つけたの受験生だけでなく、私のような庶民は「やはり現政権は、自分たちのお友達の利益しか考えていないのね」
と、傷つけられましたけどね。

しかし来年度の受験から、英語で民間試験を採用するとか、制度が全くわからない受験改革ですが、今この時期に来ても何にもハッキリしないって驚くべきことですよね。

これに対し、天下の東大へ毎年多数の入学者を輩出している、名門筑駒生がこんな訴えを起こしていて、現在、世間の賞賛を浴びています。
筑駒生、大学入学共通テスト中止を訴える 「ぼくたちに入試を受けさせてください」(AERA dot.)

いやいや、本当に素晴らしい意見で、さすがは筑駒生だと感心しきり。
ネット上でも、「文科大臣をこの子と変えろ」とか「文科大臣より賢い」などと言われておりますが、ホント当事者の高校2年生にとってはたまったもんじゃないですよね。
受験に備える名門校なら尚更のことでしょう。

しかし、たまったもんじゃないのは高校2年生だけじゃありません。
我が家を含めた高校3年生の今年の受験生も同じ・・・
いや実際にはこちらの方がもっと被害甚大かもしれません。

もうホントね、うちの息子ついてないことに今年受験にあたっているんですよ。
附属高に入りそのまま上に行けるのに、何だか知らないけど受験にチャレンジするらしく、勉強なんぞ、楽しか考えていなかった私には全く理解できません。

夫は「その方が本人のためになる!」と喜んでますが、3年になって受験に切り替えたので、私立高校の学費の上に、今や家庭教師と予備高代がかかり(ちなみに自分が行きたいというので仕方なく)
上の女の子も学費が高くて有名な大学に行ってしまったので、もうすでにうちなんか親の身の丈には全くあっていないですよ。
これでまた我が家は学費で借金生活に転落必須です。

いやいや愚痴が言いたかったわけじゃありませんでした・・・
問題は、この息子が志望校に入れりゃいいですよ。
でも入れなかった場合、滑り止めの大学に行くのか?
はたまた浪人してあくまでも志望校を目指すのか?
これ大問題だと思うんですけど、来年の受験制度がこの期に及んでまだ決まらないんですよ。

どうせ志望校以外行く気がないなら「受験料がもったいないから他は受けるな!」と思いますけど、学校側も予備高も「来年の受験はどうなるんですか?」と聞いても、「こちらも何もわかりません。」の一点張り。
学校の保護者会などでは「浪人できない学年」とはっきり言われており、浪人できないなら、どっかにひっかかるように滑り止めを受けまくり、たとえ不本意な結果であったとしても、今年どっかに入学決めなくちゃならないのか?と困惑しっぱなしです。

一体、受験改革で何がどう変わり、現役と浪人で何が違うのか?
浪人しても現役生に太刀打ちできないほど、何かが変わるのか?
筑駒生の記事を拝読すると、記述方式に受験が変わるらしいですけど、不備やずさんな計画があって問題だらけの様じゃないですか。
それが、受験を直近に控えたもう11月になろうっていうのに、まだ決まってないんですよ!

現役高校2年生だけじゃない。
合否のボーダーラインにいる、今年の受験生の身にもなってくれ!と思います。
この受験改革いつ正式に決まるんですか?
もういい加減タイムリミットですよ。いったん白紙撤回して仕切り直したらどうなんですか?
まさか来年の2月になっても決まってない・・・なんてことないでしょうね?

今年の受験生のためにも、いい加減ハッキリして下さい。
宜しくお願い致します。


田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表
国立精神・神経医療センター 薬物依存研究部 研究生
競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)です。 著書:「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)「ギャンブル依存症問題を考える会」公式サイト

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公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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