学び効率が最大化するインプット術とはなにか?

2019年11月03日 06:00

Photos by K.Bito

ネット上のデジタル情報は、20年前と比べて5000倍に増えているといわれている。従来型のインプット術では、時間も手間もかかりすぎる。

読書、勉強、記憶、情報収集、限られた時間で、良質な学びを手に入れるにはどうすべきか。

今回は『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)を紹介したい。著者は、精神科医の樺沢紫苑さん。前作「学びを結果に変えるアウトプット大全」(サンクチュアリ出版)と合わせて累計50万部を突破している。

インプットは「量」と「質」どちらが重要か。樺沢さんは「質」だと解説する。ほとんどの人は「量」を目指すが効果的とはいえない。

(樺沢さん)「書店にいくと、『読書をしたらアウトプットしよう』という読書術の本が増えています。『速読』『多読』をすすめる昔ながらの読書術の本が依然としてたくさん出ています。インプットの量を求めたい人がまだまだ多いということです。『たくさん読めば、自己成長できる』という間違った幻想に支配されている人が多いのです」

アウトプットの重要性が浸透しつつあるが、それは有益なインプットがあって初めて実現できるものである。インプットとアウトプットは表裏一体の関係にあり、インプットが脆弱ではアウトプットの「質」を期待することは難しい。

情報の取捨選択が苦手な人のなかには、「得た情報を活用できていない」「読んだ本の内容が思い出せない」「仕事や実生活に変化が起こらない」と悩んでいる人が少なくない。

短い時間で何をどのように学ぶのか。本書では、多くの読者から寄せられたこの問いに対し、読書法・学習法・記憶術・会話術・情報収集など、脳科学に裏付けられた多くのインプット術が紹介されている。なお、今年2冊目の「レベル5」認定本である。

[本書の評価]★★★★★(90点)
評価のレべリング】※標準点(合格点)を60点に設定。
★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90点~100点
★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満
★★★  「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満
★★   「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満
★    「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
星無し  「レベル0!読むに値しない本」50点未満
2019年に紹介した書籍一覧

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※14冊目の著書『3行で人を動かす文章術』(WAVE出版)を出版しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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