厚労省依存症啓発事業:啓発サポーター古坂大魔王さんと仙台でイベント

2019年11月05日 11:30

今年も始まりました、厚生労働省さんが主宰する依存症啓発事業。
昨年、元Jリーガーの前園さんにお引き受けいただいた、依存症啓発サポーターですが、今年サポーターに就任頂いたのは、なんと!あの古坂大魔王さんにお引き受け頂けたんです。
依存症の理解を深めるための普及啓発事業公式HP

前園さん、古坂さんと大人気の現役タレントさんにお引き受けいただけるようになって、ホントこの事業も段々充実してきて、有難いことですね。

そして昨日11/4に、仙台の駅ビルで公開イベントがあったのですが、これが本当に良いイベントだったんですよね~。

私は先日、古坂大魔王さんがギャンブルの家族に会いに来て下さったので、昨日でお仕事ご一緒させて頂くのは2回目だったんですけど、古坂さんって本当に勘と頭の良い方でありながら、めちゃくちゃ感じも良い方なんですよね~。
だからこそあんなに超売れっ子になられ、芸能界の第一線で活躍されていらっしゃるんでしょうね。

昨日のイベントの出演者は、アンバサダーの古坂大魔王さんを筆頭に総合司会は元NHKアナウンサーの塚本堅一さん、トークゲストが国立精神神経医療研究センターの松本俊彦先生、俳優の高知東生さん、そして私、田中紀子だったんですね。

さらに音楽ミニライブにはアイドルグループ「神宿」さんに登場されました。
もちろん曲目には依存症の家族対応の指針となる「タフ♡ラブ」を入れて頂いたんですね。

で、今年のイベントが本当に画期的だなぁ!と思うのは、現在、超売れっ子となっている古坂大魔王さんと、塚本堅一さんや高知東生さんの共演が実現したことですね。
塚本さんと高知さんはどちらも2016年に違法薬物問題で逮捕されています。
その上で、古坂大魔王さんが啓発サポーターをお引き受け下さったわけですが、これって古坂さんサイドにしたら、すごく勇気がいることだと思うんですね。

だんだん「失敗した人でも、再起を応援できる社会に」ってなことが、あちらこちらで言われるようになりましたけど、いまだに「犯罪者を出すな!」なんてコメントしてくる人は残念ながらいます。
だから、わざわざ良く思わない人がいるってわかっていることを引き受けるって、タレントさんだったら絶対躊躇すると思うんですよね。

第一このイベント、わずか4年前にはですね、薬物の前科があるタレントさんに登壇して貰うことが、厚労省側の躊躇で難しかったんですよね。
今では、信じられないことですけど、前例のないことを役所にやって貰うって大変なことなんですよね。

それを、我々の猛アタックもあって、昨年、清原さんにご登壇頂くことができましたが、それもホント特別枠っていう感じで、最後に10分間だけ松本先生との対談で登壇して頂いたので、前園さんとの共演はなかったんですね。

だから私は「回復を応援し、受け入れる社会へ」というこのイベントの主旨を、自ら実践しロールモデルとなって下さったのが、古坂大魔王さんと所属事務所のエイベックスさんだ!と思っており、感謝の念でいっぱいなんです。

依存症の人、特に薬物や飲酒運転などの前科がある人に対して、

  • 再起を応援しようって主旨はわかるけど、それを自分がやるのは嫌
  • 更生は建前上応援するけど、心の中では信じていない
  • 応援したい気持ちはあるけれど、それが当たり前の社会になるまで自分が率先するのは恐い

といった「いじめられっこを本当は助けたいけど、自分がいじめられるのが恐くて何もできない」みたいな、世の中まだまだこういった雰囲気がある中で、この超売れっ子さんがこの役をお引き受け下さったって、本当にこれは画期的なことだと思っております。

そのことを昨日のイベントで登壇させて頂いた際に申し上げたんですけど、その時の古坂さん「高知さんがこうやって回復して、相変わらずかっこいい姿でいる所を皆さんにお見せするのが一番ですよね。」っておっしゃってくれて、それもまたすごく嬉しかったですね。

そう!社会に回復者の姿を見てもらうこと、その機会が貰えること、これがまず周りの人たちにお願いしたい応援のあり方なんですよね。

古坂さんの頭の回転の速さと優しさのお陰で、本当に良いイベントになりました。
神宿さんのファンも大勢駆けつけてくれてありがとうございます。
次回は1/26福岡に参ります。皆さま、是非いらしてくださいね。お待ちしております。

そうそう、「たかりこチャンネル」新作UP致しまして、
こちらでも塚本堅一さんと高知東生さん「2016年組 同期生」の共演が実現しています。
是非、ご覧下さいね!


田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表
国立精神・神経医療センター 薬物依存研究部 研究生
競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)です。 著書:「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)「ギャンブル依存症問題を考える会」公式サイト

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公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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