民間貸し出し予定のはずが…新宿区立四谷スクエア条例に反対

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

第4回定例会で議案の採決が行われました。

先日お伝えした通り、公務員給与の増額に関する議案には反対をいたしましたが、新宿区立四谷スポーツスクエア条例についても反対をいたしました。

過去の記事はこちら。

四ツ谷駅前再開発で新たな公のスポーツ多目的施設「四谷スクエア」は必要か

当初の計画では、普通財産としてスペースを民間に貸し出すことでスポーツのできる施設が運営される予定でした。つまり、スポーツの需要のある新宿区民と賃料により財政的なメリットを両立することを目指した計画でした。

しかし、当初の予定が急遽覆り、区立施設としてスポーツのできる施設を設置することが決まりました。

本当にスポーツができる施設を今設置する必要があったのか、広く区民の需要についてはわかりませんし、区の説明も定性的なもので納得ができませんでした。

もちろん、スポーツのできる施設が区内にできることは素晴らしいことだと考えています。
財政的なメリットがあれば、施設の目的についてはある程度の公益性があれば柔軟に考えたいという人もいらっしゃったのではないでしょうか。

しかし、公共施設として設置し、継続的な納税者負担が発生することになれば、話は全く異なります。

さらに、定例会以前の委員会も含め、質疑を通じて今後の財政的な負担をお聞きしましたが、未定とのご答弁でした。当初の計画を考えれば、納税者負担がどれほど増えるかわからない状態で賛同はできません。

該当するスペースを売却することが広く区民のために平等だと考えています。また、今後は財政負担を増やす形で計画の変更を行わないことも大切です。

今後も当初想定していた財政的な観点を忘れず、納税者負担を減らすためにご検討をいただくことを反対討論を通じて要望いたしました、

この条例に反対したのは私のみでしたが、発言をしたことで共感をいただけた部分もあったと少しの手ごたえを感じました。引き続き納税者の視点を区政に届けることで改革を進めてまいります。

それでは本日はこの辺で。

それでは本日はこの辺で。

伊藤 陽平   新宿区議会議員(無所属)

立教大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。2015年新宿区議選で初当選(現在2期目)。公式サイト。ツイッター「@itoyohei_tw