野党の低迷打開へ、“古賀誠方式”による予備選のススメ

2020年01月22日 06:00

凋落傾向が顕著だったかつての自民党を一時的にも見事に復調させたのは、当時の古賀誠幹事長だったと思っている。

古賀誠公式サイトより;編集部

自民党内閣の支持率は確か8パーセントぐらいではなかっただろうか。
当時の総理は、森喜朗さん。

神の国発言や、有権者はこのまま眠ってくれたらいい発言などで自民党に対する国民の支持がどんどん離れて行った。
えひめ丸事故という不幸な事件もあり、参議院選挙を目前にして自民党の苦戦は必至だった。

これじゃあどうやっても自民党は勝てないなと思っていた時に、流れを変えたのは古賀さんである。

森総理の辞任を受けて自民党の総裁選が行われることになった。

どなたが知恵を付けたのか知らないが、この時に古賀さんは実に大胆なことをやってのけた。

各都道府県ごとに自民党総裁選挙の党員投票を行い、順次その結果を国民に公開していったのである。

この疑似国民投票で誕生したのが、小泉純一郎総理である。
数か月前の自民党の不人気が嘘のような現象がこの自民党総裁選挙で現出した。

あの時の興奮を忘れることは出来ない。

多分古賀さんにはそこまでの展望はなかったはずだが、結果的に古賀さんの決断が自民党を蘇らせた。

今の野党の支持率は、当時の森内閣と同じようなものであろう。
どうやっても党勢の伸長は望めない、というのが大方の識者の判断だと思う。
私も然り。

しかし、やりようによっては奇跡が起きるかも知れないぞ、とは思っている。

古賀さんが導入した手法を野党の皆さんが試してみることである。

各選挙区ごとに、野党候補者一本化のための公開予備選挙をやってみる。
投票権は各政党の党員やサポーターに限定せず、広く一般の方々の参加を求める。

具体的な手法は色々考えられるだろうが、やってみたら案外思わぬ成果が挙がるかも知れない。
少なくとも予備選挙を通じて候補者の切磋琢磨は格段に進むはずである。

まあ、今の立憲民主党には古賀さんのような人はおられないようだから、無理だろうな、と思ってはいるが、ご参考までに。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年1月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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