虎ノ門ヒルズが六本木ヒルズを超えるために必要な「2つのもの」

東京の虎ノ門エリアに、2020年4月に虎ノ門ヒルズビジネスタワーがオープンします。虎ノ門エリアは森ビルが虎ノ門ヒルズに続けて、高層ビルを次々と建設しています。さらに、東京メトロの虎ノ門ヒルズ駅も開業し、利便性が更に高まることが予想されます。

更に、一階はバスターミナルとなって、羽田空港へのアクセスも可能になる予定です。また、東京オリンピックから選手村のある晴海へのBRTと呼ばれる新交通システムも導入されます。大型のバスのような車両ですが、これが渋滞なくスムースに運行されれば、臨海部の住民の虎ノ門への注目が一気に高まると予想しています。

先月発表された、ビジネスタワーの入居テナントを見ると、メジャーな有名店から他には無い新しいお店までバランス良くセレクトされ、期待できそうです。開業時は多くの人出が予想され、混雑しそうです。

虎ノ門というと今まではビジネス街のイメージが強く、銀座や六本木のような街としてのブランド力に欠けていました。虎ノ門ヒルズの開発が進めば、そんなイメージが少しずつ変わっていくかもしれません。

しかし、今までの開発を見ていると、2つのものが欠けているように思えます。それは、映画館と美術館です。

平日の夜や休日にも人が集まる街にするためには、文化が必要です。飲食店だけではいずれ飽きられてしまい、街を回遊してくれる時間が短くなってしまいます。

六本木ヒルズには大規模な映画館とユニークな美術館があります。

虎ノ門ヒルズにも今後、映画館と美術館が出来る予定があるのかもしれませんが、虎ノ門が六本木や銀座を超える街になるためには一刻も早く2つの文化施設を作るべきだと思います。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年2月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。