偏差値80を目指すこだわり:飲食業を極める堀江さんら経営者の友人たち

2020年02月23日 14:00

私の長年の友人に飲食のこだわりにおいては半端ではない人がいます。その彼と久々に東京で合流、大いに盛り上がりました。

acworks/写真AC(編集部)

彼の飲食業のスタートは30代半ばでした。もともとは全く違うビジネスをしていましたが、1年間バンクーバーで完全休養した後、東京に戻り、西麻布にこだわりぬいたすし店の開業準備をします。彼が握るのではなく、オーナーとしてそのこだわりを職人に移植するために毎日のように激しい議論をしていたと当時語っていました。

すし職人ほど自分の意識とやり方に自信を持っている方も少ないでしょう。彼は激論を通じて、食べる側の立場から変えていくのです。出来上がった店はカウンター一本とテーブル席が若干ある程度の小ぶりな店です。メニューはありません。お任せだけで夜なら一人3万円では足りないと思います。それでも西麻布界隈では予約も取りにくい、一、二を争う店と成長させます。

その彼はその後、すぐに台湾に飛び、日本式カレー店を展開し成功を収め、再び日本で寿司屋を開業するために準備にいそしんでいると聞いていました。

六本木ヒルズにあるグランドハイアットのオークドアのバーで久々に会った彼は明らかに自信が全身からみなぎっていました。「自分がこだわる分野では絶対にまねできない最高のものを作る」というその意気込みは10年以上何ら変わっていません。そしてこういうのです。

「自分のこだわりは偏差値80」と。

偏差値80なんて実際にはほとんど聞かないと思います。受験でいえば開成が77程度でその上は偏差値の特性でなかなか出ないのです。確率的には740人に1人程度のレベルですが、超ハイレベルと考えてよいでしょう。

私はこんな友人をもって幸せです。誰にもまねできないレベルを目指して常に研磨し続ける人生を歩むなんて見ていてうらやましいぐらい仕事をエンジョイしていると思うのです。実のところ、彼は相当の有名人ではありますが、一切のSNSをしません。(私もやらないのですが。)他人にどうこう言われることに影響を受けず、信念をもって進み続ける強さに敬服です。

Wikipediaより:編集部

先日、堀江貴文さんとご一緒させて頂いた際に彼から1万円のラーメンの開発の話を聞き、これも誰もまねできない世界を目指していると感心しました。彼が言う800円のラーメンの12-3倍だからビジネスの効率も非常に高いという点は彼らしさがにじみ出ています。

彼が経営している会員制店舗「和牛マフィア」もこだわりぬいています。店で提供される食へのこだわりもそうですが、パフォーマンスが実に楽しく、強く印象に残る店でした。どの料理も一つひとつ忘れられないのですが、和牛のサンドウィッチは超圧巻でした。堀江さんも決して食の人ではないけれど彼一流の顧客目線から見て作り上げた店であり、よく考えられていると感心しました。

私の周りにはこのようにインスパイアさせてくれる人が多いことが私をより奮い立たせる点で励みになります。持つのは友人なのだと改めて思います。自分を高みにもっていくには自分にはない能力や才能を持ち合わせている人から常に刺激を受け続けることだと思います。

私はそういう意味でも幸せなのだろうと思います。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2020年2月23日の記事より転載させていただきました。

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