大規模音楽イベントの中止のために政府は行動を

2020年02月26日 11:30

フジテレビ系「ワイドナショー」(2月23日放送)より

元HKT48の指原莉乃さんが、2月23日、バラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、“新型コロナウイルスでもコンサートが中止にならない理由”について次のようにと明かし話題になっている。

保険がおりないんですよ。天候は契約書に入ってるので損害はないんですけど、(コロナウイルスが原因で)コンサートを中止にすると大損害。だから基本的にはどこのアーティストの方もやってますよね。

新型コロナウイルス感染拡大で各地で続々とイベントが中止になって、握手会などのイベントの中止や延期が相次いでいるがコンサートは、開催されているのはそういうことらしい。

しかし、屋内の巨大イベントだけに極めて危険であって、急速な拡大の原因になりかねない。

私はこれは政府が指針を示し援助措置も考えるべきだと思う。たとえば、中止払い戻しした場合に補助をするとか、無観客にして収録してNHKなどが放送に使うとか、立法が必要だが、払い戻しでなく代替開催をすれば払い戻し不要にするとか異常事態なのだからいろんな方法があると思う。

それから、最近、出席した会合でせっかくマスクを持ってきているのに会議中に外す人がほとんどなのが残念だった。まず国会でマスクをつけていいことを模範として示すべきだ。そうすれば世間相場として認められるだろう。マスクも手洗いも全員がしなくとも励行する人の割合が増えれば間違いなく効果があるのだ。

ねんど130/写真AC

また、政府機関の会議は原則としてテレビ会議に置き換えるべきだ。説明会などもそうすべきだ。役所への訪問陳情なども全廃したらどうか。

そもそも、政府関係機関が呼び出して話聞かないと不便なようにするのが東京一極集中の最大の原因になってきた。それをこの際に改めたら経済効果も絶大だ。

私は感染防止対策は、パーフェクトゲームでありようもないので、費用対効果が大きいものを積み重ねていくのがいいし、また、「千載一遇のチャンス」というつもりで社会変革に結びつけるべきだと主張してきたが、ここしばらくの株価暴落を見れば経済的配慮がいかに大事か理解してもらえ得ると思う。

そういう議論をすると、「金と命とどちらが大事か」とかいう愚か者がいるが、そんなものは卑怯な阿呆陀羅経だ。ダッカ事件で当時の首相が「人名は地球より重い」といったのも単なる思考停止の言い逃れだったが、新型ウイルスにかかる確率が少々増え、それで死ぬ人もなかにはいるかもしれない程度の話に金に糸目などつけないなどありえない。

そんなこというなら、自宅の前が自動車の通行が多かったら何百万かけても引っ越しするのか、安全な食品なら10倍の料金でも払うのか、南海トラフの被害予想地域からは明日にでも住民を全員退去させるのだろうか。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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