中韓の来日客が待機条件を破れば再入国禁止にせよ

2020年03月07日 06:01

新型コロナウイルスの対策で、中国と韓国からの入国制限が強化され、日本人を含め中国と韓国からの入国者に指定した場所で2週間の待機を要請し、公共交通機関を利用しないよう求めるとしている。

中韓からの入国制限強化方針を発表する安倍首相(官邸サイトより)

それに対して、実効性がないとか、遅いとか、言う声もある。私の所にも取材が色々来たのでだいたいこんなように答えた。

実効性については、滞在条件を破ったら、今後、ビザを出さないようにすればいい。ホテルへの滞在確認もするべきだ。さらに、外出などしていたことがネットなどに出された証拠写真で確認されることもあろう。

大事なことは、条件を破ると将来ともに入国禁止になる可能性があるということを知らしめることだ。日本人も、武漢や大邱に行ったことを隠したら、パスポート取り上げもあるとはっきりするといい。とくに、感染原因をつくったら無条件でそういうことでよい。

それから、是非、お願いしたいのは、仁川空港をトランジットで通ったというようなものも、韓国や中国からの帰国者と同様に扱うことだ。仁川空港や北京空港の職員は別に空港内に住んでいるわけでないから検疫上は韓国内であり、中国国内だ。さらに、大韓航空については乗務員が感染していたのである。

また、韓国や中国から成田や関西空港に来てトランジットでどこかへ行く客も、きちんと検疫が必要だ。空港内で感染を広められてはたまらない。

※画像はイメージです(Wikipedia)

すでに何度も書いているが、仁川経由(最近は北京や上海経由もあるが)で地方空港などから世界各国へ行くことは国益に反している。とくに関西空港を強化して西日本から海外へ出て行って欲しいのだが、いま、仁川ルートに替えられるように関空経由の利便性を高め、これを実現するチャンスだ。

中国からの入国制限が遅かったということは、もちろん、感染防止策としてはその方が良かったに決まっているが、日本と中国の往来の重要性については、すでに「米国とより中国との往来が止まる方が日本は困る」という投稿をしているが、その重要性は一般の人が想像している以上であり、アメリカやヨーロッパにとってとは違う。

長期にわたる往来ストップは避けねばならず、するとしてもできるだけ短い方がよかった。しかも、当時はWHOも往来制限に非常に否定的だった。

しかし、いま世界中に感染が蔓延して、ストップしないと逆に風評被害が出てくるような事態であるから、これを止めることはあらゆる意味で理解が得られるし、被害も少ないのである。

韓国については、政府の不手際で医療崩壊というべき状態にあり、是が非でも止めるべきだ。また、止めたところで、被害は中国とほど大きくない。観光客にしても使う額が少ないのである。

また、3月中に止めて本格的な観光シーズンになるころには、再開できるようにしたほうが、互いにいいと思っている。さらに、4月になると中国からの留学生がやって来たり、帰ってきたりするだろう。ひとつの考え方だが、大学の春学期の開始は少し遅らせてもいいのではないか?そのくらい、中国人留学生は大学にとって大事な存在だ。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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