お彼岸は自家用車でお墓参りに出かけよう

2020年03月20日 16:00

写真AC(※画像はイメージです)

京都でも観光地が閑散としていて心配だ。天気がいいオープン・エアーのところまで人がいないのでは経済へ疲弊してしまう。一方、近所にある人気の饅頭さんには長蛇の列。間隔を空けずに何重にもなっておしゃべりしながら並んでいるのは、よくないのでないかと心配になった。

私は政府も何はしてよくて、何がよろしくないか、もっと、分かりやすく説明した方がいいと思うが、私なりに、この連休中の好ましい過ごし方について、政府や専門家がいっていることを敷衍して提案したいと思う。

まず、一番大事なのは、次の三つの「密」を避けることの徹底だ

  1. 「密閉」空間を避け換気を良くする、
  2. 複数の人が「密集」しない、
  3. 「密接」な間隔で声高に唾を飛ばしながら喋ることだ。

会合でも商店でもなんでも、窓を開けるなどして換気することには努めて欲しい。他人からは、少なくとも1メートル、できれば2メートルくらい離れて欲しい。人と出会ってもできるだけしゃべらないようにしてほしい。相手にも自分にも危険だ。メールやSNSでのやりとりが理想だし、電話もまわりに唾を飛ばさず話さなければ安全だ。特に、交通機関のなどでは、乗客同士が話すのは最小限に留めるようにアナウンスすべきだと思う。

武漢やミラノや大邱のようにならないなら、春好天の下、屋外に出るのは良いことである。閉じこもっていても気が滅入るから、彼岸には先祖の墓参などして、ご先祖にも家族の安泰をお願いしたい。神社にお参りもいいが、綱を引っ張って鈴を鳴らしたりするのは、手から感染する恐れがあるので絶対に避けたい。

灘 伏見/写真AC

ただ、出かけるならできるだけ、歩くか、自転車か、自家用車でお願いしたい。公共交通機関は利用しないことこそ、いまは世のため人のためだ。

それから、今や懸念は、欧州やアジアと言った海外から帰国した人が、見かけの症状がなくても潜伏しているリスクを自覚し他人にうつさないようにしなくてはならない。「うつらないように」よりも「うつさないように」が大事だ。

海外から帰ってきた人は、2週間、自宅に籠もって欲しい。ただし、感染した人はもちろん、濃厚接触などで閉じこもっている人に対しては、社会全体で安心して閉じこもっておられるように手伝うことも大事なことだ。

特に大都会で蔓延したら、いま欧州でやっているような戒厳令的な生活が必至である。それを避けるためには、住民も気をつけねばならないが、極力、大都会に出かけないようにすることも国と社会への奉仕と心得て欲しい。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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