無症状が圧倒的に多いのに、どうして歩き回る高齢者に自粛を呼びかけないのか

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  1. 日本の移民問題について
  2. 少子化について」わたしの見解
  3. 離婚のベストなタイミングはいつか?
  4. 今後、大学が力を入れるべき学科とは
  5. コロナ騒動後、不動産業界の行く末は
  6. プロテイン和菓子の商品開発までの流れ

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【緊急対談】永江×音喜多 コロナに政治はどう立ち向かうのか

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若者は外出控えてくださいの前にいうことは無いのか

小池知事しかり、政府の重鎮しかり…必ずいうのは「若者が感染を広げる」である。

が、しかし、いままで若者が高齢者に感染を広げたケースはあったのだろうか…

ニュースで見た記憶が無い。確かに大学生同士で感染したり、田舎に帰って発症したりはあった。しかしググっても実例が出てこない。だいたいスプレッダーになってるのは40〜70代ばかり。なんでか理由は簡単

高齢者の単独世帯と夫婦のみが爆増

してるからですね。つまり接点がないの。で、若者は田舎に帰ったら云々と言われるんだけど

実は地方でも核家族と高齢者単独世帯が爆増していて同居しているほうがレア。一番同居率の高いのが山形あたりだが、全国どこでも核家族化がこんなに進んでいるのです。おそらく他国と比較して、高齢者が若者と同居する比率はかなり低いと思われ、それが死者や重症者の異常な少なさにつながっていると思われます。

逆に言うと若者が感染しても高齢者と接触する機会が少なく、よって若者から高齢者への感染は高齢者同士よりずっと少ないと考えられるわけですな。

外出自粛を呼びかけるなら高齢者に

ここで愕然とするデータを出します。
日本で唯一、全員検査をやったのは閉鎖されたのはクルーズ船ですが…国立感染症研究所のデータですが…

無症状の比率
19歳未満と90歳以上はサンプル数少なすぎて参考にならない

20〜29歳 2/20 10%
30〜39歳 5/23 21.7%
40〜49歳 7/25 28%
50〜59歳 22/49 44.9%
60〜69歳 56/129 43.4%
70〜79歳 136/228 59.6%
80〜89歳 25/52 48%

グラフにします。

高齢者ほど、無自覚・無症状!!!

と言うことが分かると思います。抵抗力のある若い世代は反応が出て、高齢者はよくわかんない…みたいなのもあるかも。もちろん既存症がある高齢者は肺炎を起こすわけですが、元気な高齢者は歩き回って濃厚接触を起こす。クルーズ船から降りたあと、寿司屋にスポーツクラブと2000人以上と濃厚接触した元気な70代もいました。当時はPSR検査の精度が実質70%(自衛隊中央病院レポート)とは知らないから陰性で放流されていました。

以上のことから、外出や集まりの自粛を要請するのであれば

高齢者にこそ自粛要請が筋!

なわけで、当然ながらガンキャリアの森爺や、ヘビースモーカーで高齢者の麻生さんは自宅にいて頂きたい。国会なんてとんでもない話です。

実際、延命措置をとしない社会保障の充実した国、スウェーデンでは、なんの制限もせずに自由に人は動き回っています。現在の人口あたりの死亡率は日本の30倍以上です。

いまだ都市封鎖なしのスウェーデンは、淡々と、飄々と。

コロナ対策で独自路線、スウェーデンの賭け実るか

延命措置をしないわけなので、コロナで既存症のある高齢者が亡くなっても寿命と考えるのだと思います。しかし

スウェーデンの疫学者で、この戦略を策定したアンデシュ・テグネル氏は、英国の当初の構想とほぼ同じで、高齢者など感染リスクにぜい弱な人々を避難させる一方で、ウイルスの感染ペースをできる限り緩やかに抑えつつ、国民の大半が自然に免疫を備えるか、ワクチンが開発されるのを待つアプローチだと説明する。

と、高齢者を避難させ、強制ではなく、国民の意思で高齢者に自己隔離、若者には社会的な移動の制限を求めているという。大人の国だから国民がそれを理解し、パニックにもならず粛々と生活しているのだ。

もともとスウェーデンは経済成長率もかなり素晴らしく、社会保障の時は「スウェーデン最高」と絶賛していた人たちが今回は完全に沈黙しているのが笑えるが、わたしはスウェーデン派です。国民1人1人が強制ではなくて自らの意志で自己規制し、政府はなんら強制しない。これが大人だと思うんですよ。

と、話は飛びましたが、緊急事態宣言を出すのであれば、まずは高齢者への行動自粛のお願いと、いまはまだ69人しか重症者がいないのに、指定感染症にしてしまったおかげで無症状に近い屈強な野球選手まで含めて1500人も無症状や軽症を強制入院させている状況を改めないと、いざ重症者が出始めるたときに医療崩壊を起こす。だから指定感染症の解除が必要です。この2つをしてからでないと全く先には進めないと思うんですよ。

高齢者が票田なのか、なんの規制もお願いせずに「若者のセイダー」とか言う政治家には本当に辟易しています。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年4月1日の記事より転載させていただきました。