ADHDな私から発達障害啓発週間に寄せて

2020年04月08日 06:00

現在、新型コロナの大騒動で、イベントなどが行えないため、様々な啓発週間があれど、啓発できない状況にありますが、実は4/2~4/8までは、発達障害啓発週間です。

いらすとや:編集部

私はですね、依存症に関わるようになって、もしかして私ADHDかな~?と気がつき、親しくなった精神科医の先生方数名に聞いてみた所、全員の方に「間違いないでしょ~!」と言われ、やっぱそうか!と実にホッとした次第です。

自分の謎について原因がわかるって、ありがたいことですよね~。
原因不明だと不安になりますが、原因さえわかれば「じゃ、しょうがないな!」と開き直ることができます。

ADHDには、不注意優勢型(不注意が目立つ)と、多動・衝動性優勢型(落ち着きのなさが目立つ)、そしてその混合型があるそうですが、私は正式に診断して貰ったことがないのでわかりませんが、自己診断では混合型じゃないかな~と思います。

大人のADHDの症状や特徴―ADHDでも働ける?

今日は啓発週間にちなみ、私の自己診断的ADHD的特性と、さらにそれでもどうやって社会生活を送っているか?について書きたいと思います。

1)遅刻が多い

私は、ショートスリーパーでかつ寝起きがものすごく良いタイプ。
それなのに何故遅刻をしてしまうのか?

それはとにかく気が散るからです。
朝起きて歯を磨く→洗面台の汚れが気になる→掃除をはじめる
新聞を読む→気になる記事がある→検索をはじめる
TVをつける→話題のトピックがある→関連動画をYoutubeで見はじめる。

といった具合に、注意がそれた瞬間にそっちに気がいってしまいます。
だから超重要な緊張するイベントでは、朝起きた時から緊張状態を保ちながら、「とにかく支度を終え、現場に行くんだ!」と集中力を保たないとダメなんですね。疲れます。

また、スケジュール帳に書くメモに重要なことを書き忘れて、「10:00~15:00 日本橋」なんて殴り書きしてあるんですけど、一体これが誰とのどんな予定だったのか?日本橋のどこなのか?全く不明で、当日、メールなどを手掛かりに慌てて推理しているうちに遅刻したりします。

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2)段取りがわからない

遅刻が多いに繋がるのですが「前もって準備をする」ということが全く分かりません。
大体、夜中になって「明日、どこに行くんだっけ?」と思い、「そっか福岡か。あれ?航空券とったっけ?」なんてことをやってます。
そして朝になって、何を着て行こうから始まり、今日、資料なに使うんだっけ?と焦りどたばたと出かけて行きます。

最悪なのは、最寄駅から会場までのアクセスを調べていないこと。
大都市ならまだしも、地方のかなり辺鄙な場所のイベントでも「多分この便なら大丈夫だろう」と適当に予約してしまうので、空港や駅から会場がえらく遠いとか、乗り継ぎの交通の便がその時間にない・・・なんてことに出くわし「間にあわない!」と血相を変えたこともしばしば。

一度などタクシーを飛ばす羽目になり、2万円もかかったことがあります。
帰りの便も現地の人に「りこさん、その時間の便にはここからでは絶対間にあいません」と言われ、急遽発表順を変えて貰ったり、チケットをとり直したことも何度もあります。

3)思ったことをすぐ口に出す/あいまいな表現がよくわからない

私のSNSなどを見て下さっていると良く分かると思いますが、とにかく思ったことをハッキリと口に出しちゃうんですね、聞きにくいことも平気で聞いちゃう。
あと話しのキャッチボールのタイミングが良く分からないので、特に電話だと相手と話しがかぶっちゃうこともしばしば・・・あれ、みんな困ってないんですかね?

逆に、気を使われて、何か伝えたいんだろうけどあいまいにぼかして言ってくる人は、何が言いたいんだか、さっぱりわかりません。例えば、

「りこさんて、表現がダイナミックだから私は好きですけど、びっくりしてなかなか入っていかない人もいるかもしれないですよね~」

こんな感じで言われると何が言いたいのか良く分からず、

「どういう意味ですか?」

みたいに聞き返すと、相手がどんどんビビっていくという構図。

んで結局

「あぁ!もっと言い方に気をつけろってことです?」

と、こっちは意図を理解した喜びでド直球で聞き返すと、相手がさらに恐縮しビビりまくる・・・こんなことはしょっちゅうです。人間関係って難しいですね~。

さて私みたいなタイプのADHDがどうやって社会と折り合いをつけたか?
そりゃあもう独立したことです。
そして周りの支えてくれる仲間に私の変人ぶりを理解し、むしろそこを愛してくれる人で固めた。
人と同じことなんかできないですからね。
ちゃんとやらなきゃ!と思うと、どんどん自信を失います。

だからもう失敗を沢山重ねて、周りの人とチームを作っていくしかない。
「あ~、この人にはこういうとこ頼んでも無駄だな」と、あきらめて貰う部分はどこなのか?
やってるうちに阿吽の呼吸がわかってくるので、そこをフォローして貰う。

ADHDの人みんながあてはまることではないと思いますけど、私みたいなタイプは、組織に入ったり、できる仕事に収まろうとするんじゃなく、自分しか出来ないことを見つけ、そこを愛し、必要としてくれるチームが作れれば、あまり稼げないかもしれませんが、ハッピーにはなれると思います。

と思ってたら、YoutubeでメンタリストDaiGoさんも同じこと言ってたのでご参考までに。

あとは周りにガミガミ言う人がいたらさっさと逃げること。
自分の得意不得意の特性をできるだけ客観的に把握しておくこと。
できないことにネガティブに考えないことが重要だと思います。

例えば私には、他にも忘れ物が多い、全く人見知りがないむしろ人との距離感が近すぎる、片づけられないなどもありますが、これらは慣れというか、あたりまえにありすぎて、ネガティブに考えていないのでそれほど困ってないんですね。

忘れるくらいだから、しょせん無くてもなんとかなるものだ・・・と経験から学んでいるし、人見知りがないので誰にでもオファーできて世界が広がり楽しいし、片付けられなくても家にそんなに居ないからどうってことないし、夫も子供ももっと片付けないので、文句を言う人が誰もいないのでストレスフリーです。

片付けられない人は、1人暮らしをするか、片付けられない人と暮らすといいと思いますよ。
あんなもん文句さえ言う人がいなけりゃ、それが当たり前になって自尊心下がりませんから。
むしろ稀にですがちょっとまとめて物を捨てたりすると「すごい私もやればできる!」とめちゃめちゃ自信になります。

そもそもADHDの特性を医学的にももうちょっとポジティブな言い方に変えるのはどうでしょうかね?
不注意優勢型なんて言わずに、小さなことにこだわらないタイプ
多動・衝動性優勢型なんてのも、行動力がある直感優勢型とかね。
今度、先生方に直接言ってみようかな(笑)

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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